お知らせ

  • 1/29 減災シンポジウムin宇佐市の開催について

    2022年12月28日(水)

    大分大学減災センターと宇佐市(共催に大分県・大分地方気象台・国土地理院九州地方測量部)は「災害多発時代を生きる」をテーマに,宇佐市の防災や減災に関する諸課題について地域や行政課題,事業所が抱える避難計画,そして次世代を担う若者世代とともに協働で進め,宇佐市の減災社会を推進することを目的に1年間の事業として取り組みを進めてまいりました。 シンポジウムではこれらの取り組みにおける成果を発表すると同時に,大分県をはじめ防災機関が一同に返して会場の参加者とともに宇佐市の減災社会について議論を深めていきます。 開催日時 令和5年1月29日(日) 13:30~16:00(12:30 受付) 開催場所 宇佐文化会館・ウサノピア ※入場無料・事前申込不要 主  催 国立大学法人大分大学 共  催 宇佐市,大分県,気象庁大分地方気象台,国土地理院九州地方測量部 後  援 九州大学大学院工学研究院附属アジア防災研究センター,大分合同新聞社,NHK大分放送局 協  力 NPO法人リエラ,大分県立宇佐高等学校,大分県立宇佐産業科学高等学校,大分県立安心院高等学校,学校法人吉用学園 柳ヶ浦高等学校 <シンポジウムの目的> 地球温暖化に伴う気候変動の影響により,近年,日本各地で自然災害が多発しており,その被害も激甚化するとともに多様化・複合化の様相を呈している。地域の住民,特に次世代を担う若者世代は,このような多様化・複合化した自然災害の発生を念頭に,防災や減災に関する課題と対峙し,これからの災害多発時代を乗り越えていかなければならない。 大分大学では,地域貢献の一環として,地域社会における安全・安心なまちづくりを支援するための減災シンポジウムを企画し,県内の自治体とともに開催している。 過去に地域で発生した災害の歴史から地域防災の特性を理解し,多様な災害への備えや課題についての議論を通して,地域の防災力向上と減災社会構築に向けての取組を加速させる。 <プログラム> 災害を学ぶ 宇佐市における災害のリスクを学ぶ 鶴成 悦久(大分大学 減災・復興デザイン教育研究センター長 教授) 実践的な避難計画に向けて 要配慮者利用施設の避難確保計画の実践活動について(事例発表) 小松 憲一(医療法人 信和会 和田病院 住宅型有料老人ホーム 和楽苑) 減災社会に向けた若者からの提言 高校生・大学生による減災社会への提言 みんなで地域防災・減災を考える 市民参加型パネルディスカッション「災害多発時代を生きる」〈パネリスト〉 是永 修治(宇佐市長) 市民代表 高校生代表 岡本 文雄(大分県生活環境部防災局長) 後藤 貴士(気象庁大分地方気象台長) 檜山 洋平(国土地理院九州地方測量部長)〈コメンテーター〉 三谷 泰浩(九州大学大学院工学研究院附属アジア防災研究センター教授,大分大学減災・復興デザイン教育研究センター客員教授)〈コーディネーター〉 鶴成 悦久(大分大学減災・復興デザイン教育研究センター長 教授) 【お問い合わせ】 大分大学減災・復興デザイン教育研究センター 097-554-7333 宇佐市危機管理課防災係 0978-27-8111  

  • 年末年始の休業について

    2022年12月27日(火)

    本年のセンター業務は12月27日(火)までとなります。 年明けの業務につきましては令和5年(2023年)1月4日(水)からとなりご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。 本年は大変お世話になりました。 来年もよろしくお願いいたします。

  • 【減災シンポジウムin宇佐市】高校生と大学生らによるワークショップを開催

    2022年12月27日(火)

    令和4年11月12日(土)に行われた「過去の災害地や想定される災害を学ぶフィールドツアー」に参加した高校生や学生らによる「2040年 宇佐市の減災社会を考える」と題したワークショプが12月26日(月)に宇佐市役所にて開催されました。 ワークショップでは日田市で災害支援活動を実施するNPO法人リエラ代表松鎌矢氏がファシリテーターを務め,大分大学学生CERDのメンバーや宇佐高等学校,宇佐産業科学高等学校,安心院高等学校,柳ヶ浦高等学校の生徒が参加しバックキャスティング思考による宇佐市の減災社会の姿と,それまでの行動を示すための議論が進められました。 想定人物である宇佐市生まれの「久保 ゆうき(18歳)」さんが35歳となる2040年に宇佐市の減災社会がどのように発展しているかを議論するなかで,「交通網などの社会インフラの充実」「道路に避難所までの経路が示されている」など社会インフラの充実化を求める意見や,「災害時でもスマホが圏外にならない」「フェイクニュースがない」「災害予測が進んでいる」など情報の充実化についての意見がありました。また「避難所のコロナ感染対策が充実している」など感染症に対する不安が解消されているなどコロナ禍における不安などの意見も見られました。これら宇佐市の未来をベースに「久保 ゆうき」さんが10年後になすべき行動の指針を議論し,ワークショップを終了しました。 これらの内容と提言については,令和5年1月29日(日)に宇佐市で開催される「減災シンポジウム in 宇佐市 -災害多発時代を生きる-」にて発表されます。  

  • 感染症疫学講習会を実施しました

    2022年12月22日(木)

    12月10日(土)と17日(土)に,クライシスマネジメント機構*主催の公開講座「感染症危機管理:自然災害時の感染症疫学」を挾間キャンパスで開催しました。 研究力強化推進プロジェクトの取り組みの一つとして,被災地における感染症被害を最小限に抑えるための学術的基礎から最新の国家戦略まで,学内外の専門家に講演を頂きました。 左より,西園晃教授(クライシスマネジメント機構長,医学部・微生物学),加來浩器教授(減災センター客員教授,防衛医大), 金子聰教授(減災センター客員教授,長崎大),中島一敏教授(大東文化大),徳丸治教授(減災センター兼担教員,福祉健康科学部,世話人) *クライシスマネジメント機構:本学ではグローカル感染症研究センター,医学部附属病院災害対策室,福祉健康科学部,当センターが中心となり,防災・減災,防疫,災害医療に係るインテリジェンスハブとしての機能を拡充し,自然災害や感染症の拡大をはじめとするマルチハザードへの対応を強化するための組織として,本機構を令和4年4月1日に設置しました。

  • 台風第14号の被災に伴う学生災害ボランティアの振り返り会を実施

    2022年12月8日(木)

    令和4年9月23日に大分県に接近し県内各地で被害をもたらした台風第14号に対して,大分大学では由布市湯布院町および庄内町に3日間延べ34名(学生21名・教職員13名)を派遣し,浸水や土砂の流入により被災した民家の泥出しや,周辺の土砂の除去など多岐にわたるボランティア活動を行いました。これらの災害ボランティアに参加した学生や,現地で災害ボランティアの受け入れ対応をいただいた由布市社会福祉協議会を交えて,12月7日(水)にオンラインによる学生災害ボランティアの振り返り会を実施しました。 振り返りでは本学における災害ボランティアの仕組みを改めて説明すると同時に,学生ボランティアに参加した大賀 倭さん,植木 祐衣さんによる感想が述べられた他,石川県と静岡県の災害ボランティアに参加した南 太賀さんによる活動報告が行われました。参加した学生からは「思った以上に作業は大変だったが,片付けが終わり被災された方の喜んだ笑顔が非常に嬉しかった」と充実した活動になったことが述べられました。また,災害ボランティアの受け入れから調整まで,多大なる協力をいただいた由布市社会福祉協議会の半澤友樹様より「由布市におけるボランティアニーズと学生の役割を振り返る」と題して災害ボランティアの運営に関する解説があり,今回の災害ボランティアの実情とともに,本学が被災地に対して多大なる貢献していただいたことへの感謝が述べられました。 減災センターでは毎年5月に災害ボランティア講習会を実施しており,講習会受講者を被災地へ災害ボランティアとして派遣しています。

  • 1/22 レジリエント社会・地域共創シンポジウム「自然災害もうひとつの危機~避難所における健康リスクを考える」開催について

    2022年11月30日(水)

    国立大学フェスタ 2022 レジリエント社会・地域共創シンポジウム「自然災害もうひとつの危機~避難所における健康リスクを考える」 同時開催イベント「防災・避難所EXPO」を開催 減災センター【CERD】では 徳丸 治 教授(CERD兼担教員・福祉健康科学部)を中心とした「避難所における健康危機管理プロジェクト」を共同で実施しています。この度,以下の日程において研究プロジェクトを通じた避難所の健康リスクに関するシンポジウムを開催いたします。 また,シンポジウムの同時開催イベントとして,防災・避難所に関する展示会を開催します。展示会では,模擬避難所や災害情報活用システムのデモンストレーション,県内自治体・企業の防災に向けた取組紹介などの展示を予定しています。この他、会場では各種の防災グッズの配布も予定しておりますので,ご家族・友人・知人の皆様とお誘い合わせてお気軽にご来場ください。 日時: 2023年1月22日(日) 13:30~15:50 場所: トキハ会館5階ローズ 参加費:入場料無料 詳細・申し込みは以下のページからご確認ください。 https://hies.cmo.oita-u.ac.jp/symposium/  

  • 大分地方気象台「防災・お天気フェア」に参加・協力

    2022年11月28日(月)

    11月26日(土)に大分地方気象台で開催された「防災・お天気フェア」に,減災センターの教職員と学生CERDが協力しました。 3年ぶりの開催となる「防災・お天気フェア」は事前申し込みにより,午前・午後あわせて約110名のご家族に訪れていただきました。 駐車場では手作り感満載の火山噴火実験やVR体験コーナーがあり,津波や液状化実験,竜巻発生装置や熱赤外線装置など気象や防災に関する多くの実験コーナーが並びました。気象台室内では空気砲やドローンシミュレーター,そして「減災かるた」の体験コーナーがあり,多くの子どもたちが楽しんでくれました。また,入り口では誕生日の天気図を顔写真入りで印刷してくれるコーナーや,令和2年7月豪雨の復興を願う「コトバの展示」をロボットが紹介するなど様々なコーナーも準備されており,子どもたちにとっても気象や科学,そして防災に触れる有意義な一日となりました。 ※減災センターと大分地方気象台は連携協定を締結しており,平時の防災啓発から災害時対応など幅広い分野にて緊密な連携を図っております。

  • 別府市火山防災フィールドツアーの開催

    2022年11月21日(月)

    令和4年11月16日(水)に鶴見岳・伽藍岳による火山災害を想定した「火山防災フィールドツアー」を別府市にて開催しました。これは減災センター(CERD)と別府市が中心となり大分県をはじめ大分地方気象台など関係機関が協力・協働で実施するものです。ツアーには鶴見岳・伽藍岳そして火山防災を深く学ぶために別府市役所及び市消防職員,大分大学や京都大学の学生らが参加しました。 秋晴れの中で減災センターの荒井健一客員研究員(アジア航測(株))の解説のもと,赤色立体図と呼ばれる特殊な地図を使って別府市内をバスで散策しながら火山防災に関するツアーを実施しました。午前中は別府ロープウェイ高原駅や別府市を見渡せる広場から溶岩地形や土砂移動の痕跡を地図と景色から確認し,活火山の登山や噴石・火山灰の影響などを解説しました。午後は十文字原展望台から想定される火山噴火の事象を解説するとともに,地形,地層,断層,温泉(熱水)まで地学に関する幅広い解説が行われました。 ツアーガイドを務めた雲仙岳災害記念館(がまだすドーム)杉本 伸一 館長 からは「雲仙普賢岳の災害(1990-1995)では,まさか火山が噴火するとは誰も思っていなかった」として,当時役場職員だった際の災害対応を振り返りながら,別府市職員や学生らに火山災害への備えについて解説をいただきました。また,減災センター客員教授である京都大学地熱学研究施設(別府市)大沢信二教授からは,鶴見岳・伽藍岳の現状や噴火史について解説をいただいたほか,大分地方気象台や大分県からも現状やハザードマップの説明など火山防災に関連する様々な解説が行われました。 減災センターと別府市では,火山防災に関連する様々な検討や啓発事業を共同で進めるほか,近隣の由布市をはじめ大分県や大分地方気象台など関係機関とも連携を進め,火山防災への取り組み強化を図ります。  

  • 【減災シンポジウムin宇佐市】フィールドツアーについて

    2022年11月13日(日)

    令和4年11月12日(土)に,宇佐市にて大学生や地元高校生を対象とした「過去の災害地や想定される災害を学ぶフィールドツアー」が開催されました。本事業は「令和4年度 減災シンポジウムin宇佐市」(令和5年1月29日(日)宇佐市(宇佐文化会館・ウサノピア)で開催)の関連イベントとして,大分大学減災センターと宇佐市(共催に大分県・大分地方気象台・国土地理院九州地方測量部)が協働で実施するものです。本事業は「災害多発時代を生きる」をテーマに,宇佐市の防災や減災に関する諸課題について地域や行政課題,事業所が抱える避難計画,そして次世代を担う若者世代とともに協働で進め,宇佐市の減災社会を推進することを目的に1年間の事業として取り組んでいます。令和元年度に中津市で実施したシンポジウムから,新型コロナウイルスの影響により2年間の延期を経て本年度に実施しています。 同日は宇佐市の高校生(宇佐高等学校・宇佐産業科学高等学校・安心院高等学校・柳ヶ浦高等学校)と大分大学学生CERDの学生らが参加し,宇佐市で発生した過去の土砂災害や水害,そして地域の暮らしを支える“ため池”の災害と歴史を学び,宇佐市に潜む災害リスクや特性を理解するためのフィールドツアーを実施しました。ツアーでは減災センターが運用する大分県災害データアーカイブ(https://archive.cerd-edison.com/)から宇佐市に登録される過去の災害より,平成9年9月台風第19号により洪水被害をもたらした安心院町津房川(二級河川),昭和18年9月台風第26号により発生した土砂崩れにより29名(周辺地区では39名)もの人的被害が発生した出光地区,そして宇佐市で最大のため池となる小倉池の干害・決壊の歴史と伝説など現地を訪ね歩きながら,多くの関係者の皆様の協力と懇切丁寧な解説により理解を深めていきました。また,津房川や小倉池では災害を伝える「伝承碑」が設置されており,災害を後世にどのように伝えていくかなど,参加した高校生や大学生らも初めて感じる先人からの想いと,後世に伝える伝承の意義を感じたところでした。これらを通じ,参加した高校生や大学生らは年末に行われるワークショップにて多様な災害への備えや課題について考え,災害多発時代に向けた防災や減災社会のあり方を議論し,災害多発時代を生きていくための提言を減災シンポジウムで発表します。   〇【減災シンポジウムin宇佐市】フィールドツアー 主催:大分大学減災・復興デザイン教育研究センター,宇佐市 参加:宇佐高等学校・宇佐産業科学高等学校・安心院高等学校・柳ヶ浦高等学校,大分大学学生CERD 解説・協力:宇佐市,大分県宇佐土木事務所・防災局,大分地方気象台,国土地理院九州地方測量部,出光地区髙月区長・地区の皆様,宇佐の文化財守る会小倉会長と皆様,上元重戸田自治区長と皆様,他災害時の証言を頂いた近隣住民の皆様,NHK大分放送局 コーディネーター:NPO法人リエラ   フィールドツアーは関係機関や団体,地元の多くの方に協力頂き実施することができました。多大なご協力を賜りましたこと,心よりお礼申し上げます。 「令和4年度 減災シンポジウムin宇佐市」 令和5年1月29日(日)宇佐市(宇佐文化会館・ウサノピア)については案内が整い次第,減災センター及び大分大学ホームページでも掲載いたします。 <資料>     <当日の様子>   平成9年9月台風第19号で被災した津房川では,災害復旧助成事業竣工記念碑の前で宇佐土木事務所により当時の災害の様子や復旧事業の説明が行われました。当職員として勤めていた時に災害が発生し,目の前で家が流される様子を見たとことで,当時の様子を生々しく伝えて頂きました。     津房川の災害復旧事業で行われた多自然型工法や可動堰についての説明も行われました。河川法が改正されて「治水・利水」に「環境」の概念が加わって初の河川事業として,環境に配慮した取り組みが随所に見ることができます。     解説には各所で大分地方気象台からの当時の気象解説や,国土地理院九州地方測量部から「災害伝承碑」についての解説が行われました。津房川では明治26年10月台風第2号,昭和51年9月台風第17号でも被害が発生しており,大分県に災害をもたらす台風のコースを改めて確認することができました。   出光地区までは国道10号をわたって同地区まで歩いて向かいます。宇佐市は県内有数の平地を抱えており米や麦,大豆等を中心とした農地が広がっています。   昭和18年9月に発生した土砂崩れで地区公民館の裏に広がる斜面が大規模に崩落。現在でも地形や周辺をよく見るとその傷跡が確認できます。出光地区髙月区長より文献では27名の犠牲とありましたが,地区が調べた結果,1家族が犠牲になっており,この災害では29名もの被害が出たそうです。また,周辺でも10名の被害あり,宇佐市にとっても昭和から現在にかけて多くの人的被害が発生した場所となりました。「川が溢れそうになり山に逃げたら土砂崩れに巻き込まれた」「戦時下で早期の国道の復旧や災害の痕跡を消すため軍が対応した」(災害により大分県下で初の学徒動員令)など,当時の話を聞くことができました。   出光地区公民館に残る当時の災害の写真。当時,国に努めていた方(高官)が帰省でたまたま写真を撮ってくれたとのこと。後世に伝えるため,地区公民館では貴重な資料として展示していました。また,減災センター客員研究員の財津宏一さん(NHK)が当時NHK大分放送局で制作した番組を上映しました。   小倉池は宇佐市で最大のため池です。ここには小倉池改修記念碑があり,そこにまつわる歴史について触れました。宇佐の文化財守る会小倉会長より小倉池にまつわる歴史の解説を頂きました。中津藩主細川忠興公の命により慶長11年(1606年)に竣工した小倉池は,完成後の翌年に大雨により堤防が決壊。元重村のお久良さんという女性が人柱に立つことを願い出て自らが犠牲となって,頑丈な堤防を作った歴史・伝説があるとの説明を受けました。悲しい話ではあるものの,お久良さんの恩恵を無駄にせずにハード(堤防)とソフト(お久良さん)の想いを共有しながら防災面や農地の維持管理など,今日に至った経緯など詳しく説明頂きました。   上元重戸田自治区長からは同地区での小倉池の管理運営とともに,ハザードマップなど「ため池」の災害リスクに対しての解説を頂きました。また小倉池もいたるところで改修が必要な箇所が出ており,近年でも大分県の事業により改修の調査が進んでいるとの小倉池の維持管理についての解説がありました。また,小倉池の神事,通水式,お久良さんの供養を目的とした盆踊りや,横山小学校でも伝わる校歌に「伝説秘めし人柱」とあるように,今でもお久良さんの感謝を伝えてきた伝承を伝えて頂きました。   フィールドツアーで感じたこと,そして次世代を担う若者として宇佐市の減災社会を考えるため,参加した高校生と大学生らで12月にワークショップを開催します。  

  • 別府市鶴見岳赤池噴気孔調査について

    2022年11月10日(木)

    11月8日(火)に令和4年度鶴見岳赤池噴気孔の調査が別府市・大分県をはじめ気象台や関係機関により実施されました。減災センタ―では本年度より大沢信二客員教授(京都大学教授)を加え,ドローンを活用した地熱分布(調査は9日に実施)及び噴気成分の調査を実施しました。 本調査は別府市からの要請により調査しているもので,赤池噴気孔の常態を関係機関と共同で実施することで,活火山である鶴見岳の常態観測に加え,噴火災害による対応や火山防災への認識力を強化する目的で実施しています。 本調査では例年観測している赤池噴気孔一帯の地熱帯分布に変化はなく,噴気孔からのガス成分に特段の変化は確認できませんでした。 減災センターでは別府市や大分県,気象台とともに火山防災に関する調査研究ならびに取り組みを進めております。  

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