地震動シミュレーターを導入し佐伯市で検証事業を開催しました

2023年3月20日(月)

減災センターでは大分県防災の高度化を目指すため,大分県をはじめとする産学官の連携により災害情報活用プラットフォーム(EDiSON)の構築を進めています。その一環として令和3年度より避難所,消防,学校,病院,民間施設など大分県内47施設にIoTを活用した地震計(観測網)を設置し,地震発生直後の施設の健全性の評価や,周辺の被災状況を分析するための研究を進めております。

そこで激震から長周期までの地震動(※水平2方向の揺れに限る)をリアルに再現することができる可搬型地震動シミュレーターを減災センターに導入し,大規模な地震災害に備えた防災教育や,危機管理の強化に向けた訓練等への充実を図ります。

令和5年3月14日(火)に佐伯市役所において,この度導入した地震動シミュレーターの有用性を検証するため,佐伯市役所職員向けの体験試乗会を開催しました。

試乗した田中利明佐伯市長からは「映像で見ると怖さやリアリティが倍増し地震の怖さを一層実感できる。市民を守るという行政の使命を果たしていきたいとさらに強く決断した。」との感想を頂き,体験した市役所職員からは「体験したことがない大きさや揺れがあったので怖かった」「自分の家の中で起こったらと思うとより恐怖心が高まった」「無意識の中でいきなり揺れる怖さを身をもって感じた」と防災の重要性を改めて実感いただくことができました。

大規模地震に備え,今後は他の自治体でもこのシミュレーターを活用していきたいと考えております。

 





 

 

ページトップへ戻る