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  • 災害情報の高度化推進に向けたクロスアポイントメント制度による教員の配置について

    2021年7月1日(木)

    株式会社ザイナスと国立大学法人大分大学は「クロスアポイントメント制度に関する協定」により,7月1日から減災・復興デザイン教育研究部門に山本 竜伸(やまもと たつのぶ)准教授を配置しました。当該教員は主に減災センターが進める災害情報の高度化推進に向けた「災害情報活用プラットフォーム」の研究に従事します。   1.クロスアポイントメント制度について  クロスアポイントメント制度とは,大学教員・研究者等が複数の大学や公的研究機関,民間企業等の間で,それぞれと雇用契約を結び,一定のエフォート管理のもと,それぞれの機関における役割に応じて,研究及び教育に従事することを可能とする制度のこと。 2.対象教員 山本 竜伸(やまもと たつのぶ) 株式会社ザイナスにおける身分    常務取締役・イノベーション事業部長 大分大学における身分        減災・復興デザイン教育研究部門 准教授 3.実施期間 令和3年7月1日~令和4年3月31日 4.業務割合 株式会社ザイナス  80% 大分大学      20% 5.業務内容 先端技術を活用した災害情報の高度化に関する研究を推進するため,多様な防災・減災に関するデータを統合,機械学習・AIによる先端技術を活用したデジタル技術により災害対応から情報共有,そして防災教育に至るまでの災害サイクルに対応した一元的な支援システムの構築を目指す。  

  • 減災・復興デザイン教育研究センター 人事異動について

    2021年7月1日(木)

    令和3年7月1日付で減災・復興デザイン教育研究センターの人事異動が行われましたのでお知らせいたします。 「減災・復興デザイン教育研究センターの人事異動について」 <異動内容>令和3年(2021年)7月1日付 新職名 教授(昇任) 減災・復興デザイン教育研究部門 氏 名 鶴成 悦久 (旧職名:准教授 減災・復興デザイン教育研究部門)

  • 津久見市港町で発生した斜面崩壊について

    2021年6月25日(金)

    6月24日(木)10時ごろ,津久見市港町宮山北側斜面で発生した斜面崩壊について,減災センターでは大分県・津久見市と連携して災害初動に関する災害調査と情報の収集を実施しました。 発生現場は土砂災害警戒特別区域に指定されており,高さ60m・幅13mにわたって崩壊しました。直近3日間の雨量はごくわずかであり,ほぼ無降雨時による斜面崩壊となります。崩壊原因となる素因としては風化が考えられていますが,誘因としての湧水や地下水などは現状のところはっきりと確認されていません(湧水孔の可能性が指摘される部分があります)。これらの調査結果については同日中に川野津久見市長や大分県に対して鶴成センター次長が伝えました。 減災センターでは災害情報活用プラットフォーム(EDiSON)「ドローン情報共有化システム」を行政や関係機関に対して限定公開しております。こちらのサイトからは発生直後のドローン映像や3Dデータから詳細な情報を確認することができます。なお,本システムは災害対策として活用されることを目的に運用しております。一般公開しておりませんのでご了承ください。   崩壊した津久見市港町宮山北側斜面(土砂災害特別警戒区域) ※当該地区はDID地区に指定されておりドローンの飛行については制限されています。   調査の様子(橋本客員研究員:日建コンサルタント(大分市)協力)   ドロン情報共有化システム(災害情報活用プラットフォームEDiSON)   ドロン情報共有化システム(3D表示)  

  • 東庄内小学校において出前授業を実施

    2021年6月24日(木)

    6月22日(火) 由布市庄内町の東庄内小学校において5・6年生24人を対象に,板井防災コーディネーターによる「災害を知り,そなえる ~いざという時の心構え~」と題した防災講座を実施しました。 多目的教室で実施された防災講座では,児童の前で雨の強さによってどのように傘の差しかたが変わるかを板井防災コーディネーターが実演したり,「地震発生!どうしたらいい?」という問いかけに児童らが即座に机の下に入り身を守る姿勢にうつるなどして,体を動かしながら講座を進めました。また,普段見慣れた学校周辺の写真を見ながら「ここは危険(赤)」「安全(青)」「役立つ(黄)」の三種類のカードから自らが思う色を選び,その理由を発表するなどして災害に対する実践的な行動や心構えを学びました。   「地震発生!どうしたらいい?」その時の行動は? 写真を見て自らが思う色「ここは危険(赤)」「安全(青)」「役立つ(黄)」のカードをあげる児童の様子

  • 津江中学校において出前授業を実施

    2021年6月15日(火)

    6月11日(金) 日田市中津江村の津江中学校において生徒約30人を対象に防災講座を実施しました。 体育館で実施された防災講座では,減災センターの板井防災コーディネーターが周囲に早期避難を促す声掛けの大切さを訴え,「逃げよう」と家族や近所の人に言える人になってほしいと呼びかけました。 続いてNPO法人リエラ 松永代表(大分大学OB)は「豪雨は地震と違い,避難して命を守れる災害」と指摘し,ハザードマップを使って生徒の自宅から学校までの道のりで発生する可能性のある災害や安全に避難できる場所などを確認しました。 津江中学校のある中津江村では昨年の令和2年7月豪雨において大規模な土砂崩れが起きており,1年経った今,早期避難の大切さを改めて考えるいい機会になりました。   [caption id="attachment_3679" align="alignnone" width="700"] 「早期避難の大切さ」を訴える板井防災コーディネーターの講座[/caption]     [caption id="attachment_3680" align="alignnone" width="700"] ハザードマップで危険な場所や安全に避難できる場所を確認する様子[/caption]  

  • 日田市天ヶ瀬温泉地区における災害時の避難訓練に協力

    2021年6月10日(木)

    6月6日(日)に日田市天瀬町天ヶ瀬温泉地区において同地域住民を対象にした災害時の避難訓練が実施されました。 減災センターでは日田市や地元関係機関と連携し,避難行動訓練に対するヒアリング調査を実施。調査では参加者69名から回答をいただき,避難所までの時間や交通手段を確認するとともに,避難するタイミングや避難指示における放送発令の聞こえやすさ,近所への声かけなどの初動対応,避難先や避難所の課題などを把握しました。 調査では回答者のうち72%の方が避難時にご近所や家族などへ声かけをしたとされ,95%の方が令和2年7月豪雨を受けて防災意識が高まったとされました。一方で,避難指示発令時の放送が聞こえないことや,避難所の設備,避難時の受付けに課題があるとされ,同地区の復興を手がける天ヶ瀬温泉つなぐ会議や日田市を通じて,住民避難の改善に向けた取り組み課題として役立てます。 令和2年7月豪雨で甚大な被害を受けた天ヶ瀬温泉街では地域の方を中心に日田市と連携して様々な復興事業が進んでおり,減災センターでは被災以降,災害ボランティアの派遣や復興支援を行っております。  

  • 学生災害ボランティア講習会を開催しました

    2021年6月9日(水)

    減災・復興デザイン教育研究センター(以下,減災センター)は,6月2日にオンラインにて学生災害ボランティア講習会を学生・留学生支援課と共同で行い,学生約140名が受講しました。本学学生が実際に被災地へ災害ボランティアとして参加・活動をする場合は,本講習を毎年受講することが条件となっています。例年,実習(土のうづくり)を交えた対面での講習会を行っていましたが,新型コロナウイルス感染拡大防止のため昨年度に引き続き今年度も,Zoomによるオンライン講習会となりました。 講習会では,NPO法人リエラ代表理事の松永鎌矢さん(大分大学OB)から災害ボランティアの必要性やボランティアを行うときの心構えと注意事項について,医学部の下村剛教授から医学的な見地に基づき災害ボランティアにおける感染症対策について説明がありました。さらに,学生CERDの代表である教育学部4年生の山口泰輝さんからボランティアの体験談や自身が活動している学生CERDの紹介を行いました。山口さんは令和2年7月豪雨災害の際に本学から派遣した災害ボランティアに参加し,学生リーダーとして活動した経験から,「災害ボランティアは『被災地のため』だけはなく『自分のため』になる。これからも『被災地にかかわり続ける』こと,『学ぶ』ことを大切にしていきたい」と講習会に参加した学生に伝えました。減災センターからは災害ボランティアの説明や活動時の服装,さらには土のうの作り方について映像を交えて説明し,最後に一昨年度講師を務めたスーパーボランティア尾畠春夫さんからのコメントを紹介しました。 本学では災害ボランティア活動に関しては組織的な対応を軸としています。災害ボランティアの派遣では,減災センターが現地の安全を確認するとともにボランティアセンターとの調整を行い,学生・留学生支援課を通じて講習会受講者へ参加案内します。最終的には派遣の有無を学長が機関決定し,被災地へ災害ボランティアを大分大学として派遣します。 新型コロナウイルス感染拡大の影響により県外から参加する災害ボランティアの協力が難しいため,早期の復旧・復興には県内の総力が必要とされています。講習会で得た災害ボランティアの知見を活用して,本学でも被災地で行う活動に迅速に対応し,機能的な対応をしていく所存です。

  • 減災・復興デザイン教育研究センター 兼担教員についてお知らせ

    2021年6月1日(火)

    令和3年6月1日(火)より減災・復興デザイン教育研究センターに3名の兼担教員が着任されましたのでお知らせいたします。   氏名 所属 専門 徳丸 治 福祉健康科学部理学療法コース・教授 生理学,航空宇宙医学,小児科学 上白木 悦子 福祉健康科学部社会福祉実践コース・教授 医療福祉 渡辺 亘 福祉健康科学部心理学コース・教授 臨床心理学

  • (終了)教員公募(准教授)のお知らせ

    2021年5月19日(水)

    大分大学減災・復興デザイン教育研究センターでは教員の公募(准教授)を行っております。 詳しくはメニュー[教員公募]をご確認ください。 http://www.cerd.oita-u.ac.jp/recruit/

  • 日田市天ヶ瀬地区の避難行動計画を実施

    2021年5月19日(水)

    5月15日(土)と16日(日)に日田市天ヶ瀬温泉地区で,天ヶ瀬温泉つなぐ会議と日田市天瀬振興局,そして減災センターの三者が協力して,地域住民を対象にした災害時の避難行動計画(図上訓練)を実施しました。令和2年7月豪雨で甚大な被害を受けた天ヶ瀬温泉街では地域の方を中心に様々な復興事業が進んでおり,センターでは被災以降,災害ボランティアの派遣や復興支援を行っております。 昨年の7月豪雨では玖珠川の氾濫により温泉街やその周辺で洪水が発生しました。そこで専用シートを用いた避難行動計画では,減災センターが災害時の気象データや天瀬地区の避難状況,そして河川の水位などの資料をもとに,4地区それぞれ地図上でふりかえり,各自(世帯)で具体的な避難行動計画を話し合いました。センターが昨年度日田市(市内,天瀬地区,中津江・上津江地区)で実施したアンケートでは,避難を始めるきっかけとして「近所の声かけ」が回答として多かったことから,計画には避難時に声かけが可能な方などを話し合って記入し、避難行動計画を完成させました。   「令和2年7月豪雨」の気象や水位及び避難行動についての説明(センターより)     地図上での災害の「ふりかえり」と避難行動計画づくりの様子(地区ごとで実施)

  • 宇佐市要配慮者施設を対象とした避難確保計画の説明会について

    2021年5月18日(火)

    5月10日(月)に宇佐市役所で要配慮者施設を対象とした避難確保計画の説明会が開催されました。これは水防法及び土砂災害防止法の改正に伴い,浸水想定区域や土砂災害警戒区域内の要配慮者利用施設の管理者は「避難確保計画」の作成,「避難訓練」の実施の2点が義務として関係法令にて定められています。 説明会では主催者である宇佐市と県宇佐土木事務所から法的な説明やハザードマップなどの説明を行ったほか,先進事例として社会福祉施設による取り組み事例の紹介がありました。減災センターからは,近年の災害発生状況について説明を行い,昨年の令和2年7月豪雨災害を事例として,災害時の避難行動の難しさと早めの避難の必要性を訴えました。また,ハザードマップの読み解き方や,実効性のある行動計画としてPDCAサイクルの徹底が危機管理に重要であることを述べ,説明会を締めくくりました。   宇佐市役所で事業種別に開催された避難確保計画の説明会  

  • 教職員公募情報

    2021年5月18日(火)

    大分大学減災・復興デザイン教育研究センター 教職員公募要領 減災・復興デザイン教育研究センターでは以下の公募を実施しています。   〇防災コーディネーター 〇採用職種:非常勤職員(研究支援者) 〇業務内容:防災・減災に関する以下の業務 ① 学内及び地方公共団体等学外の機関との連絡及び調整に関する業務 ② 学内外の機関と連携した事業の企画,調整及びその実施の支援に関する業務 ③ その他学内外の機関との連携の推進に関する業務 ・採用予定日 令和6年(2024年) 月 日 ・応募締切日 令和6年(2024年) 月  日(金)必着 詳細は募集要項を参照してください。    

  • 【学生CERD】関西学院大学災害復興制度研究所「復興・減災フォーラム」へ参加

    2021年1月29日(金)

    1月9日(土),10日(日)の2日間に渡ってオンラインで開催された関西学院大学災害復興制度研究所主催「復興・減災フォーラム Withコロナと災害〜どう創るニューノーマル」において,学生団体「学生CERD」(代表:山口泰輝,教育学部3年)が復興支援活動などの発表を行いました。 初日は全国被災地交流集会「円卓会議」と題し,令和2年7月豪雨における被災地で活動してきた九州の高校生と大学生,大学教員や法人職員らが,活動報告とコロナ渦での災害ボランティアの課題について議論しました。2日目は基調講演とパネル討論が行われ,コロナ禍でもできることを考え,行動することの大切さについて議論されました。 学生生CERDからは,代表を務める山口君がオンラインで登壇し,令和2年7月豪雨の被災地である大分県日田市天瀬町での復興支援活動について報告しました。さらにコロナ禍における災害復興の課題や悩みを共有し,諦めずに前向きにできることを考え,行動することの大切さを議論しました。また「円卓会議」の第1部「学生円卓会議〜私たちの復興〜」では,熊本大学,熊本学園大学,秀岳館高校の学生らとともに,関西の若者らに対して災害に関心を持ち続けることの大切さについて語りかけました。 学生CERDでは「減災・復興フォーラム」で得た知見を学生組織内で共有し,被災地での復興支援や学内での防災講座の開催などを通して,大分県の防災・減災意識の啓発活動を行なっていきます。来年度は九州内の学生間ネットワークづくりにも着手する予定です。 関西学院大学災害復興制度研究所「2021年復興・減災フォーラム」 https://www.kwansei.ac.jp/news/detail/4230  

  • 年末年始休業のお知らせ

    2020年12月24日(木)

    大分大学では令和2年(2020年)12月28日(月)が一斉休業のため,本年のセンター業務は12月25日(金)までとなります。 年始は1月4日(月)からとなりご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。 本年は大変お世話になりました。 来年もよろしくお願いいたします。

  • 令和2年7月豪雨(大分県)に関する減災センターの取組について(公開資料)

    2020年12月21日(月)

    7月6日から8日にかけて梅雨前線が九州付近に停滞し西部,北部,中部を中心に24時間降水量が250mmを超え椿ヶ鼻(日田市)では24時間降水量が497.0mmを観測するなど県内では大雨となりました(気象庁発表)。これらの大雨により県内の各地で洪水や土砂災害が発生。由布市や日田市では6名もの人的被害が発生するなど豪雨に伴い県内では甚大な被害が発しました。 減災センターでは7月豪雨が発生した当時から12月現在までの支援活動及び教育研究に関する内容の一部をホームページで公開いたします。詳細については減災センターまでお問合せください。 資料はこちら→http://www.cerd.oita-u.ac.jp/data/pdf/r2rain.pdf    令和2年7月豪雨(大分県)への対応 減災センターでは大分県との「災害対策に係る連携に関する協定」に基づき,センター教職員を対策本部に派遣するなど災害対応に係る支援を実施しました。また,一般国道210号が由布市から日田市にかけ全線で被災したことを受け,国土交通省九州地方整備局大分河川国道事務所との連携・協力協定により緊急災害対策派遣ドクター(TEC-DOCTOR)を現地に派遣し,本災害に対する対応を実施しました。 減災センターでは産学官連携により研究開発を行う「災害情報活用プラットフォーム(EDiSON)」(災害リスク評価やドローン情報集約システムなど)を活用し,国や大分県をはじめ県内市町村において同システムを公開。また大分県災害対応支援システムで受信するクロノロジー(災害情報)をもとに気象との関係を調べ,令和2年7月豪雨の特徴について分析を行いました。 災害ボランティアの派遣活動 7月下旬には被災地である玖珠郡九重町及び日田市天瀬町へ学生及び教職員延べ72名の「災害ボランティア」を派遣。減災センターが日田市社会福祉協議会と調整を行い,堆積物の除去や運搬,救援物資の片付け,被災者のニーズ調査及び炊き出しの補助,旅館の駐車場の泥出し及び洗浄等を行いました。12月現在は減災センターが所管する学生団体である「学生CERD」が日田市天瀬町において支援活動を実施ており,地域支援は現在でも継続中です。 避難行動及び復興に関する実態調査(ヒアリング調査) 9月より日田市を対象とした「令和2年7月豪雨災害に関する避難行動の実態及び復興に関する意識調査」を行い,235名もの方から貴重な聞取りを行いました。本災害は大分県内で令和になって初の災害となり,被災地域における避難行動の実態把握は学術的な観点から非常に重要な情報でもあります。また,コロナ禍における避難行動の特殊性や,過疎高齢化が著しい地域が抱える避難の難しさ,あるいは観光地の復興に関する地域住民の意識など,大分県にとって今後の災害対応や地域防災,そして復興を進めるうえで貴重な情報となりました。 令和2年7月豪雨災害及び被災地の現状と復興への課題を通じて(学生らの声) 減災センターでは11月18日に災害ボランティアを派遣した日田市天瀬町(天ヶ瀬温泉)及び九重町(宝泉寺温泉)において「令和2年7月豪雨災害と復興への課題」と題したフィールド調査(学生34名)を実施しました。被災地が抱える復旧や復興の課題を大分大学の学生としてどのように感じたかについて「学生からの声」としてまとめています。    

  • 別府市鶴見岳赤池噴気孔の調査結果について

    2020年11月13日(金)

    別府市では関係機関との連携により鶴見岳山頂付近の地獄谷赤池噴気孔(「鶴見岳・伽藍岳」噴火警戒レベル1)の調査を毎年実施しています。減災センターにおいても令和元年度より調査に参加し,別府市や大分県,気象庁(福岡管区気象台,大分地方気象台)とともに,UAV(無人飛行機:ドローン)に搭載した赤外線カメラを利用して噴気孔や地熱の分布状況を観測しています。 ※国有林野内で無人航空機(ドローン等)の飛行については森林管理署等への手続きが必要です。 11月9日(月)に実施した本年度の調査では,赤池噴気孔周辺部における地熱分布及び噴気孔の確認とともに鶴見岳東側一帯の新たな地熱帯の確認などを行った結果,昨年度の調査結果と比較し特段の変化は確認できませんでした。この他,別府市消防本部では火山性ガスの計測,気象庁では地表面温度測定などを行っております。 <参考>鶴見岳の様子(2019.9.19) 鶴見岳噴気孔の様子(YouTube動画) 鶴見岳地獄谷赤池噴気孔周辺地形(三次元データ)   <2020年 令和2年11月9日調査結果>画像をクリックすると表示されます。    

  • 【学内限定】令和2年7月豪雨災害と復興への課題(現地見学について)

    2020年10月26日(月)

    令和2年7月豪雨災害では大分県西部,北部,中部を中心に各地で洪水や土砂災害が発生しました。 発生した豪雨に伴い県内では人的被害も含め甚大な被害が発生しました。 災害から約3か月が経った今,被災地では復旧や復興へと舵をとるなかで様々な課題が浮き彫りになっています。 そこで被災地の復興に関し学生らに関心をもってもらおうと,宝泉寺温泉(九重町)と天ヶ瀬温泉(日田市)で災害復興への課題をテーマにした現地見学を行います。 本事業の一部は「学生災害ボランティア支援の会」による『学生CERD【代表:山口泰輝(教育学部3年)】』への災害ボランティア活動助成により実施されています。 主催:大分大学減災・復興デザイン教育研究センター【CERD】,学生・留学生支援課 実施:1 1 月 1 8 日(水曜) 9 : 0 0(出発) 1 6 : 0 0(帰着予定) 定員:3 0 名(学生対象・申込順) ※コロナウイルス感染対策により定員数を限定しています。災害ボランティア参加経験の有無は問いません。 申し込みURL https://forms.gle/CGrERx7RwxzrQqJh6 【申込締切 10月30日(金)(申込順)】   注意事項: 大分大学HPに掲載されている「新型コロナウイルス感染症に係る学生通知(9.10)」への対応を遵守するとともに,当日は健康状況や検温及びマスク着用を義務付けます。また,被災地の方が不愉快に感じるような服装は控えてください。 <お問合せ先> 大分大学減災・復興デザイン教育研究センター Mail: cerd-office【@】oita-u.ac.jp TEL : 097-554-7333 <実施協力> ほたるとかじかの宿 旅館九重 宝泉寺温泉旅館組合 天ヶ瀬温泉未来創造プロジェクト 学生CERD

  • 更新情報『大分県災害データアーカイブ』関連の企画や過去の災害の映像が更新されました

    2020年10月16日(金)

    減災センターとNHK大分放送局が共同で進める『大分県災害データアーカイブ』関連の企画や過去の災害の映像が更新されました。 https://www.nhk.or.jp/oita/saigai-data/index.html 更新された映像には令和2年7月豪雨災害に関する大分県内の被災状況や,災害による被害の規模,避難における課題などNHK大分放送局で放送された番組が公開されています。 また映像には『大分県災害データアーカイブ』を活用した防災教育など減災センターが実施した内容なども公開されていますので,地域における『大分県災害データアーカイブ』を是非ご活用ください。※令和元年中津市で減災センターと中津市が実施した「減災シンポジウムin中津」の映像も公開しています。    

  • 【お願い】ホームページ更新に伴うブラウザのキャッシュについて

    2020年9月30日(水)

    減災センターでは9月30日より順次,ホームページデザインの更新を行っておりますが,その以前に減災センターのホームページを閲覧した方については,ブラウザのキャッシュが保存されることによって,表示中のページデザインが崩れている場合があります。 その場合,お手数ですが,ブラウザのキャッシュを削除してホームページをご覧ください。なお,F5を押すことでリロードされる場合もありますが,基本的にはご利用のブラウザのキャッシュをクリアすることで対処することができます。 ご利用のブラウザによってキャッシュのクリア方法が異なりますので,あらかじめご確認してご利用・閲覧をお願いいたします。

  • 台風第10号については最大級の警戒をお願いします

    2020年9月4日(金)

    台風第10号接近に伴う減災センターからのお願い 9月4日19時現在,非常に強い台風第10号は今後特別警報級の勢力まで発達し,その勢力を維持したまま6日(日)から7日(月)にかけて大分県に接近することが予想されています。大分地方気象台によると大分県に最も接近する7日9時頃には,県内の広い範囲で大雨となり河川の増水や氾濫の発生する可能性や土砂災害の危険性があります。今回,台風第10号の経路と大きさは大分県にとっても初めてのケースになることから,雨・風ともに最大級の警戒が必要です。 台風が接近する6日の前日までに台風の備えを終わらせるとともに,ハザードマップや避難所の確認,避難所までの経路等を改めて確認するなどして災害対策に備えてください。大分県の潮位も5日の大潮から6日の中潮に向けて潮位が高い状態が続きますので沿岸部(道路も含め)は高潮への厳重な警戒も必要となります。なお,7月の豪雨災害では県内で多くの道路災害が発生しています。台風接近時における不要不急の外出は避けるとともに,明るいうちの避難を心がけて頂くようお願いいたします。 今後,台風情報・気象情報に留意し,自分の命とともに家族や大切な人の命を守るため,早めの対策と行動をお願いいたします。 大分大学では学生及び教職員の安全を確保するため9月7日(月)を臨時休業としました。 ※減災センターは災害対応のため教員が大学に常駐しております。   西 隆一郎 減災センター客員教授 (鹿児島大学水産学部教授,海岸工学)より カテゴリ-5(一世紀に一回規模)のハリケ-ンを経験し,土砂災害で埋まった経験もあり海岸海洋災害に35年間携わっている教員(西 隆一郎)より,皆さんと大切な人の命を守るためのアドバイスをします。最後まで読んでください。 今週末に襲来する可能性のある台風第10号(台風2010号)は,簡単に言うと「人生で1回だけ経験する規模の台風」になる可能性があります。したがって,9月5日(土曜)午前の気象予報で自分の所在地が台風第10号の暴風圏右側半円に入る場合には最大級の危機管理を行う必要があります。 台風対策(電気や火が無くても食べられる食糧と飲料水の確保,ラジオ・懐中電灯の確保,乾電池およびスマホ等用バッテリ-の確保と充電,ハザ-ドマップ・避難所の確認)等を行い,暴風圏内での外出をできるだけ行わないように心がけてください。崖下に住んでいる場合,高潮や高波の影響を受けやすい海辺に住んでいる場合,木造住宅に住んでいる場合等は,標高が確保(標高数m以上)されたコンクリ-ト性の頑丈な避難所に,必要物品を携え早めに避難してください。マスクと消毒用アルコ-ルないしは手洗い石鹸を,避難所には携帯してください。 川沿いの標高が低い所に設置された避難所はお薦めしません。暴風圏内では,決して川沿いや崖下の道路を使って避難したり,地下スペ-スに避難してはいけません。木造住宅に住み暴風圏内で建物の倒壊の恐れを感じる場合は,周りが柱で囲まれ室内空間が狭いトイレや風呂場等が最後の避難スペ-スになる場合があります。安全を最優先に考え,自分と大切な人を守る行動を心がけましょう。今回の台風第10号に関しては「せっかく十分な台風対策をしたのに目立つ被害が発生しなかった」場合は,とても運が良かったと思い感謝してください。 テレビやラジオそしてインタ-ネットで今回の台風10号の説明に使われる,最大風速(50m/s)と最大瞬間風速(70m/s)の意味を理解しましょう。1961年以降,最大瞬間風速50m/s程度以上の風に関しては,台風銀座と言われる鹿児島県鹿児島市では7回,奄美大島(名瀬測候所)では2回,宮崎市では1回熊本市では1回,佐賀市では1回,長崎市では1回,福岡市では2回です。大分県での発生は0回となります。そして,九州本土の県庁所在地では1961年以降,最大瞬間風速が58m/sを超えたことが一回もありません。 九州圏内のほぼ誰も経験したことが無い規模の風が吹く可能性があるのが台風第10号です。不安を感じるかもしれませんが,天気予報を定期的に確認し,備えをできるだけ早めに行いましょう。   平成29年9月17日には台風第18号による豪雨によって 津久見市内全域が浸水し甚大な被害が発生した(写真は津久見駅)

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