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減災・復興デザイン教育研究センター 兼担教員についてお知らせ
2021年6月1日(火)
令和3年6月1日(火)より減災・復興デザイン教育研究センターに3名の兼担教員が着任されましたのでお知らせいたします。 氏名 所属 専門 徳丸 治 福祉健康科学部理学療法コース・教授 生理学,航空宇宙医学,小児科学 上白木 悦子 福祉健康科学部社会福祉実践コース・教授 医療福祉 渡辺 亘 福祉健康科学部心理学コース・教授 臨床心理学
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(終了)教員公募(准教授)のお知らせ
2021年5月19日(水)
大分大学減災・復興デザイン教育研究センターでは教員の公募(准教授)を行っております。 詳しくはメニュー[教員公募]をご確認ください。 http://www.cerd.oita-u.ac.jp/recruit/
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日田市天ヶ瀬地区の避難行動計画を実施
2021年5月19日(水)
5月15日(土)と16日(日)に日田市天ヶ瀬温泉地区で,天ヶ瀬温泉つなぐ会議と日田市天瀬振興局,そして減災センターの三者が協力して,地域住民を対象にした災害時の避難行動計画(図上訓練)を実施しました。令和2年7月豪雨で甚大な被害を受けた天ヶ瀬温泉街では地域の方を中心に様々な復興事業が進んでおり,センターでは被災以降,災害ボランティアの派遣や復興支援を行っております。 昨年の7月豪雨では玖珠川の氾濫により温泉街やその周辺で洪水が発生しました。そこで専用シートを用いた避難行動計画では,減災センターが災害時の気象データや天瀬地区の避難状況,そして河川の水位などの資料をもとに,4地区それぞれ地図上でふりかえり,各自(世帯)で具体的な避難行動計画を話し合いました。センターが昨年度日田市(市内,天瀬地区,中津江・上津江地区)で実施したアンケートでは,避難を始めるきっかけとして「近所の声かけ」が回答として多かったことから,計画には避難時に声かけが可能な方などを話し合って記入し、避難行動計画を完成させました。 「令和2年7月豪雨」の気象や水位及び避難行動についての説明(センターより) 地図上での災害の「ふりかえり」と避難行動計画づくりの様子(地区ごとで実施)
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宇佐市要配慮者施設を対象とした避難確保計画の説明会について
2021年5月18日(火)
5月10日(月)に宇佐市役所で要配慮者施設を対象とした避難確保計画の説明会が開催されました。これは水防法及び土砂災害防止法の改正に伴い,浸水想定区域や土砂災害警戒区域内の要配慮者利用施設の管理者は「避難確保計画」の作成,「避難訓練」の実施の2点が義務として関係法令にて定められています。 説明会では主催者である宇佐市と県宇佐土木事務所から法的な説明やハザードマップなどの説明を行ったほか,先進事例として社会福祉施設による取り組み事例の紹介がありました。減災センターからは,近年の災害発生状況について説明を行い,昨年の令和2年7月豪雨災害を事例として,災害時の避難行動の難しさと早めの避難の必要性を訴えました。また,ハザードマップの読み解き方や,実効性のある行動計画としてPDCAサイクルの徹底が危機管理に重要であることを述べ,説明会を締めくくりました。 宇佐市役所で事業種別に開催された避難確保計画の説明会
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【学生CERD】関西学院大学災害復興制度研究所「復興・減災フォーラム」へ参加
2021年1月29日(金)
1月9日(土),10日(日)の2日間に渡ってオンラインで開催された関西学院大学災害復興制度研究所主催「復興・減災フォーラム Withコロナと災害〜どう創るニューノーマル」において,学生団体「学生CERD」(代表:山口泰輝,教育学部3年)が復興支援活動などの発表を行いました。 初日は全国被災地交流集会「円卓会議」と題し,令和2年7月豪雨における被災地で活動してきた九州の高校生と大学生,大学教員や法人職員らが,活動報告とコロナ渦での災害ボランティアの課題について議論しました。2日目は基調講演とパネル討論が行われ,コロナ禍でもできることを考え,行動することの大切さについて議論されました。 学生生CERDからは,代表を務める山口君がオンラインで登壇し,令和2年7月豪雨の被災地である大分県日田市天瀬町での復興支援活動について報告しました。さらにコロナ禍における災害復興の課題や悩みを共有し,諦めずに前向きにできることを考え,行動することの大切さを議論しました。また「円卓会議」の第1部「学生円卓会議〜私たちの復興〜」では,熊本大学,熊本学園大学,秀岳館高校の学生らとともに,関西の若者らに対して災害に関心を持ち続けることの大切さについて語りかけました。 学生CERDでは「減災・復興フォーラム」で得た知見を学生組織内で共有し,被災地での復興支援や学内での防災講座の開催などを通して,大分県の防災・減災意識の啓発活動を行なっていきます。来年度は九州内の学生間ネットワークづくりにも着手する予定です。 関西学院大学災害復興制度研究所「2021年復興・減災フォーラム」 https://www.kwansei.ac.jp/news/detail/4230
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年末年始休業のお知らせ
2020年12月24日(木)
大分大学では令和2年(2020年)12月28日(月)が一斉休業のため,本年のセンター業務は12月25日(金)までとなります。 年始は1月4日(月)からとなりご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。 本年は大変お世話になりました。 来年もよろしくお願いいたします。
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令和2年7月豪雨(大分県)に関する減災センターの取組について(公開資料)
2020年12月21日(月)
7月6日から8日にかけて梅雨前線が九州付近に停滞し西部,北部,中部を中心に24時間降水量が250mmを超え椿ヶ鼻(日田市)では24時間降水量が497.0mmを観測するなど県内では大雨となりました(気象庁発表)。これらの大雨により県内の各地で洪水や土砂災害が発生。由布市や日田市では6名もの人的被害が発生するなど豪雨に伴い県内では甚大な被害が発しました。 減災センターでは7月豪雨が発生した当時から12月現在までの支援活動及び教育研究に関する内容の一部をホームページで公開いたします。詳細については減災センターまでお問合せください。 資料はこちら→http://www.cerd.oita-u.ac.jp/data/pdf/r2rain.pdf 令和2年7月豪雨(大分県)への対応 減災センターでは大分県との「災害対策に係る連携に関する協定」に基づき,センター教職員を対策本部に派遣するなど災害対応に係る支援を実施しました。また,一般国道210号が由布市から日田市にかけ全線で被災したことを受け,国土交通省九州地方整備局大分河川国道事務所との連携・協力協定により緊急災害対策派遣ドクター(TEC-DOCTOR)を現地に派遣し,本災害に対する対応を実施しました。 減災センターでは産学官連携により研究開発を行う「災害情報活用プラットフォーム(EDiSON)」(災害リスク評価やドローン情報集約システムなど)を活用し,国や大分県をはじめ県内市町村において同システムを公開。また大分県災害対応支援システムで受信するクロノロジー(災害情報)をもとに気象との関係を調べ,令和2年7月豪雨の特徴について分析を行いました。 災害ボランティアの派遣活動 7月下旬には被災地である玖珠郡九重町及び日田市天瀬町へ学生及び教職員延べ72名の「災害ボランティア」を派遣。減災センターが日田市社会福祉協議会と調整を行い,堆積物の除去や運搬,救援物資の片付け,被災者のニーズ調査及び炊き出しの補助,旅館の駐車場の泥出し及び洗浄等を行いました。12月現在は減災センターが所管する学生団体である「学生CERD」が日田市天瀬町において支援活動を実施ており,地域支援は現在でも継続中です。 避難行動及び復興に関する実態調査(ヒアリング調査) 9月より日田市を対象とした「令和2年7月豪雨災害に関する避難行動の実態及び復興に関する意識調査」を行い,235名もの方から貴重な聞取りを行いました。本災害は大分県内で令和になって初の災害となり,被災地域における避難行動の実態把握は学術的な観点から非常に重要な情報でもあります。また,コロナ禍における避難行動の特殊性や,過疎高齢化が著しい地域が抱える避難の難しさ,あるいは観光地の復興に関する地域住民の意識など,大分県にとって今後の災害対応や地域防災,そして復興を進めるうえで貴重な情報となりました。 令和2年7月豪雨災害及び被災地の現状と復興への課題を通じて(学生らの声) 減災センターでは11月18日に災害ボランティアを派遣した日田市天瀬町(天ヶ瀬温泉)及び九重町(宝泉寺温泉)において「令和2年7月豪雨災害と復興への課題」と題したフィールド調査(学生34名)を実施しました。被災地が抱える復旧や復興の課題を大分大学の学生としてどのように感じたかについて「学生からの声」としてまとめています。
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別府市鶴見岳赤池噴気孔の調査結果について
2020年11月13日(金)
別府市では関係機関との連携により鶴見岳山頂付近の地獄谷赤池噴気孔(「鶴見岳・伽藍岳」噴火警戒レベル1)の調査を毎年実施しています。減災センターにおいても令和元年度より調査に参加し,別府市や大分県,気象庁(福岡管区気象台,大分地方気象台)とともに,UAV(無人飛行機:ドローン)に搭載した赤外線カメラを利用して噴気孔や地熱の分布状況を観測しています。 ※国有林野内で無人航空機(ドローン等)の飛行については森林管理署等への手続きが必要です。 11月9日(月)に実施した本年度の調査では,赤池噴気孔周辺部における地熱分布及び噴気孔の確認とともに鶴見岳東側一帯の新たな地熱帯の確認などを行った結果,昨年度の調査結果と比較し特段の変化は確認できませんでした。この他,別府市消防本部では火山性ガスの計測,気象庁では地表面温度測定などを行っております。 <参考>鶴見岳の様子(2019.9.19) 鶴見岳噴気孔の様子(YouTube動画) 鶴見岳地獄谷赤池噴気孔周辺地形(三次元データ) <2020年 令和2年11月9日調査結果>画像をクリックすると表示されます。
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【学内限定】令和2年7月豪雨災害と復興への課題(現地見学について)
2020年10月26日(月)
令和2年7月豪雨災害では大分県西部,北部,中部を中心に各地で洪水や土砂災害が発生しました。 発生した豪雨に伴い県内では人的被害も含め甚大な被害が発生しました。 災害から約3か月が経った今,被災地では復旧や復興へと舵をとるなかで様々な課題が浮き彫りになっています。 そこで被災地の復興に関し学生らに関心をもってもらおうと,宝泉寺温泉(九重町)と天ヶ瀬温泉(日田市)で災害復興への課題をテーマにした現地見学を行います。 本事業の一部は「学生災害ボランティア支援の会」による『学生CERD【代表:山口泰輝(教育学部3年)】』への災害ボランティア活動助成により実施されています。 主催:大分大学減災・復興デザイン教育研究センター【CERD】,学生・留学生支援課 実施:1 1 月 1 8 日(水曜) 9 : 0 0(出発) 1 6 : 0 0(帰着予定) 定員:3 0 名(学生対象・申込順) ※コロナウイルス感染対策により定員数を限定しています。災害ボランティア参加経験の有無は問いません。 申し込みURL https://forms.gle/CGrERx7RwxzrQqJh6 【申込締切 10月30日(金)(申込順)】 注意事項: 大分大学HPに掲載されている「新型コロナウイルス感染症に係る学生通知(9.10)」への対応を遵守するとともに,当日は健康状況や検温及びマスク着用を義務付けます。また,被災地の方が不愉快に感じるような服装は控えてください。 <お問合せ先> 大分大学減災・復興デザイン教育研究センター Mail: cerd-office【@】oita-u.ac.jp TEL : 097-554-7333 <実施協力> ほたるとかじかの宿 旅館九重 宝泉寺温泉旅館組合 天ヶ瀬温泉未来創造プロジェクト 学生CERD
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更新情報『大分県災害データアーカイブ』関連の企画や過去の災害の映像が更新されました
2020年10月16日(金)
減災センターとNHK大分放送局が共同で進める『大分県災害データアーカイブ』関連の企画や過去の災害の映像が更新されました。 https://www.nhk.or.jp/oita/saigai-data/index.html 更新された映像には令和2年7月豪雨災害に関する大分県内の被災状況や,災害による被害の規模,避難における課題などNHK大分放送局で放送された番組が公開されています。 また映像には『大分県災害データアーカイブ』を活用した防災教育など減災センターが実施した内容なども公開されていますので,地域における『大分県災害データアーカイブ』を是非ご活用ください。※令和元年中津市で減災センターと中津市が実施した「減災シンポジウムin中津」の映像も公開しています。

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