【報告】減災シンポジウムin中津開催について

2020年2月2日(日)

令和2年1月23日に中津市文化会館において,大分大学主催(共催に中津市,大分県,国土交通省九州地方整備局山国川河川事務所,気象庁大分地方気象台)による「減災シンポジウムin中津」を開催しました。当日は休日にもかかわらずに市内外から500名を超える方が訪れ,災害多発時代を迎えた現代社会において,地域防災や減災とは何かを考えるシンポジウムとなりました。

シンポジウム冒頭では大分大学減災・復興デザイン教育研究センター次長の鶴成悦久准教授による「中津市の災害を知る」をテーマに,地球温暖化に伴う気候変動によって災害が世界的に頻発する現代,そして少子高齢化と人口減少が進む地域の現実,さらには中津市内全域のリスクなど災害多発時代を迎えた現代社会に対し,過去・現在・未来を見据えた減災社会の構築について報告しました。

高校生と大学生らの発表では令和元年11月16日に開催した「フィールドツアー」について報告。そして大学の研究紹介や高校でNGOの活動に参加した外園さんがネパールの現状について報告しました。最後に中津市による過去の災害と現在の防災対応,そして未来を見据えた「バックキャスティング」によるワークショップ(WSの様子はhttps://youtu.be/6cI0kamhD5Iにて公開しています)はを令和元年12月26日に開催し,IoTそしてAI時代を迎えるためにITを用いた施策や人材育成等について提案しました。最後に,これらの結果から導かれた若者による「中津市への提言」をまとめ発表しました。

市民参加型デスカッションにおいては,パネラーとして中津市長 奥塚 正典 様,大分県生活環境部防災局防災危機管理監 福岡 弘毅 様,国土交通省九州地方整備局山国川河川事務所長 鹿毛 英樹 様,気象庁大分地方気象台長 北﨑 康文 様,中津市民代表 中津市防災士協議会長 稗田二郎 様,中津北高等学校2年 外園寛樹 様に,コメンテーターとして九州大学大学院工学研究院附属アジア防災研究センター 三谷 泰浩 教授(減災センター客員教授),コーディネーターに減災センター鶴成次長によって「災害多発時代を生きるために」をテーマに討議が進みました。討議では来場者にクリッカーと呼ばれる装置がランダムに配布され,スクリーンに映し出されるアンケートに回答し,結果からどのような対応が必要なのか,また防災行政としてどのように対応すべきなのかといった議論が進み,会場と一体化したパネルディスカッションが開催されました。

大分大学では地域貢献の一環として毎年,地方公共団体と協働による「減災シンポジウム」(令和元年より「防災」シンポジウムから変更しております)を開催しています。令和2年度の開催地が決まりましたらHPで報告いたします。

 

会場の様子

 

若者からの中津市への提言
①それぞれであらかじめ備蓄,逃げる準備をする。
②災害の予知,予測をあらかじめしておく
③災害遺構を残すだけでなく,継承していく
④小中学校における防災教育の拡充が必要

減災シンポジウムin中津 フィールドツアー

クリッカーを用いたアンケート結果

クリッカーは当日参加者にランダムに配布し220名の方から回答がありました。

会場で表示したアンケート結果についてはこちらをご覧ください

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