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  • 防災講演会(佐伯市)にて講師として参加しました

    2017年10月9日(月)

    平成29年10月7日(土)に佐伯市東公民館でNPO法人おおいた環境保全フォーラム主催(共催:佐伯市・CERD)による「防災学習講演会」が実施され,CERDから代表の小林,幹事の鶴成が講演会の講師を務めました。 講演会では,東日本大震災を教訓に今後迫り来る南海トラフ巨大地震や近年多発する地震や豪雨災害において,地域防災をどのように捉え・備えるかをテーマに発表しました。 「夏休み防災学習企画展 せまる南海トラフ巨大地震 人と自然,東日本大震災の記憶展」防災学習講演会

  • ⑦平成29年9月台風18号の被害状況について【9/23:津久見市・佐伯市】

    2017年9月23日(土)

    平成29年9月23日(土)に実施した調査結果については,3つのページに分割しています. ①臼杵市 調査地点番号 ①,② ②臼杵市 調査地点番号 ③,④ ③津久見市・佐伯市  調査地点番号 ⑤,⑥ 平成29年9月台風18号の被害状況について9月23日に第3回目の調査を行い,特に土砂災害による住宅被害に見舞われた臼杵地区や,浸水被害が広がった佐伯市を中心に実施しました。 ⑤津久見市徳浦川周辺(千怒地区) 徳浦本川の氾濫によって中心市内と同様に周辺一帯で浸水被害が生じた.加えて,JR日豊本線沿いの斜面が大規模に崩落した.崩落した斜面については県道沿い(臼杵までは通行止め)から確認できるが詳細は不明.現在,木や土砂を取り除く復旧作業が行われている様子であった.一方で千怒(ちぬ)地区についても,千怒川の氾濫と思われる浸水被害が広がっており,台風18号の浸水被害は津久見市全域に及んだことが分かる.   【台風18号(2017)大分県津久見市被災状況調査13】津久見市徳浦 日豊線被災現場 【台風18号(2017)大分県津久見市被災状況調査14】津久見市徳浦 日豊線被災現場 【台風18号(2017)大分県津久見市被災状況調査15】津久見市中町→市役所→上宮本町(車上) 【台風18号(2017)大分県津久見市被災状況調査16】津久見市中田町→千怒→佐伯市上浦(車上) ⑥佐伯市海崎駅周辺 海崎駅周辺では地区周辺を流れる戸穴川が氾濫し,駅周辺低地部が床下・床上浸水した.建物や外壁の痕跡から3.5~4.0m(T.P.)程度の洪水水位があったと推定される.特に,駅中心部に床上浸水が多くみられた.     【台風18号(2017)大分県佐伯市被災状況調査05】佐伯市 彦陽中・八幡小周辺(車上) 【台風18号(2017)大分県佐伯市被災状況調査06】佐伯市海崎

  • ⑥平成29年9月台風18号の被害状況について【9/23:臼杵市北海添・深江地区】

    2017年9月23日(土)

    平成29年9月23日(土)に実施した調査結果については,3つのページに分割しています. ①臼杵市 調査地点番号 ①,② ②臼杵市 調査地点番号 ③,④ ③津久見市・佐伯市  調査地点番号 ⑤,⑥ 平成29年9月台風18号の被害状況について9月23日に第3回目の調査を行い,特に土砂災害による住宅被害に見舞われた臼杵地区や,浸水被害が広がった佐伯市を中心に実施しました。 ③臼杵市北海添地区(土砂崩壊による住宅被害) 北海添地区では,地区南側高台にある住宅地直下から大規模に斜面が崩落し住宅2棟が土砂に巻き込まれた.幸い,土砂に巻き込まれた住宅は空き家であったため人的な被害はない. 崩落した一部は造成時の盛土である可能性が考えられるが,現状では確認できていない.住民の方に聞くと17日午後14時以降に崩壊したものとみられる.現時点で崩壊した斜面の一部には栗石で埋戻した仮設の道路ができており,地元消防団やNPOの支援のもとで復旧にあたっているが,ボランティア等の支援が回っていない現状も見受けられた. 【台風18号(2017)大分県臼杵市被災状況調査04】臼杵市北海添 崩落現場 【台風18号(2017)大分県臼杵市被災状況調査05】臼杵市北海添 崩落現場(下方からの映像)   ④臼杵市深江地区 河道(流路)閉塞 深江地区の南に位置する地域では,上流の渓流から流れてきた土砂の影響により,1.5m深さの河道がほぼ埋った(閉塞)状態となり,周辺一帯の住宅地が浸水被害を受けた.流れこんだ土砂のは砂岩や凝灰岩質等の岩や砂礫を伴い,上流部からの土砂が流出したものと考えられる.河道がほぼ埋まっていることから今後の降雨によっては土石流等の二次災害が懸念されるため.早急に河道土砂を取り除くなどの対応が必要である. [embed]https://youtu.be/-JInkTwW29U[/embed] 【台風18号(2017)大分県臼杵市被災状況調査06】臼杵→深江 【台風18号(2017)大分県臼杵市被災状況調査07】臼杵市深江 河道閉塞現場 ⑤臼杵市深江地区 急傾斜地における大規模な斜面崩壊 深江地区の北に位置する地域では,急傾斜地が大規模な範囲で斜面崩壊し,住宅4棟が土砂に巻き込まれた.一部の住宅には急傾斜崩壊対策事業で整備された重力式擁壁が,目地部分を境に一部擁壁が背後からの土砂によって転倒し住宅付近まで押し寄せている.現在ではストーンガードのワイヤーによって止まっている状態.斜面崩壊の発生素因については不明である. [embed]https://youtu.be/E7sK1rACyHA[/embed] 【台風18号(2017)大分県臼杵市被災状況調査08】臼杵市深江 崩落現場

  • ⑤平成29年9月台風18号の被害状況について【9/23:臼杵市】

    2017年9月23日(土)

    平成29年9月23日(土)に実施した調査結果については,3つのページに分割しています. ①臼杵市 調査地点番号 ①,② ②臼杵市 調査地点番号 ③,④ ③津久見市・佐伯市  調査地点番号 ⑤,⑥ 平成29年9月台風18号の被害状況について9月23日に第3回目の調査を行い,特に土砂災害による住宅被害に見舞われた臼杵地区や,浸水被害が広がった佐伯市を中心に実施しました。 ①臼杵市南野津町小学校周辺 大野川支流吉野川周辺部では河川の氾濫による圃場の被害が見られた.また,南野津小学校周辺道路では法面の崩壊(高さ約6m)が確認された.一部の土砂は撤去されてるが,まだ土砂で道路が封鎖されている個所がある. 【台風18号(2017)大分県臼杵市被災状況調査01】臼杵市野津町南野津小付近1 【台風18号(2017)大分県臼杵市被災状況調査02】臼杵市野津町南野津小付近2   ②臼杵川木ヶ畑橋周辺部 臼杵川木ヶ畑橋周辺(臼杵市武山)上流から越水の痕跡が圃場に残る.橋周辺から下流にかけては稲が倒れるなど圃場への被害や国道502号線の浸水被害が多くみられた. [embed]https://youtu.be/0Hy7zdk_GO0[/embed] 【台風18号(2017)大分県臼杵市被災状況調査03】臼杵市武山

  • ③平成29年9月台風18号の被害状況について(緊急調査)【その3.佐伯市】

    2017年9月18日(月)

    平成29年9月18日(月)に実施した調査結果については,3つのページに分割しています. ①大分市(下戸次)調査地点番号 ①,② ②津久見市内   調査地点番号 ③ ③佐伯市        調査地点番号 ④,⑤  大分大学減災・復興デザイン教育研究センターでは,平成29年9月17日(日)に接近した台風18号の被害状況について緊急の現地調査を実施しました. 調査は大分市内戸次(備後・利光),津久見市内地,佐伯市本庄波寄・弥生大の5箇所(臼杵市については車中からの確認)を中心に,流域の被災状況と痕跡調査(洪水水位の痕跡)を実施しました.なお,報告による推定洪水位水位(T.P.)については,地理院地図(https://maps.gsi.go.jp)から取得した地点標高に痕跡高さ(m)を加えて,推定しています.  ※写真及び動画について二次利用される際には,出典を(大分大学減災・復興デザイン教育研究センター)明記してください.   ④佐伯市本庄波寄 北西から流れる番匠川(一級河川)支流の合流付近が支流の越水により本庄郵便局周辺部で床上,床下の浸水被害が見られた.番匠川の越水ではなく,支流から越水した濁流が周辺部の低地に流れ込み,浸水したとみられる. [embed]https://www.youtube.com/watch?v=Nc7abcT0vzI[/embed] [embed]https://www.youtube.com/watch?v=xk-xXeFbWi4[/embed]       ④佐伯市弥生地区周辺 佐伯市弥生備後から下流付近.番匠川水系井崎川の氾濫により周囲一帯が浸水.河川護岸構造物の破壊や稽古屋に横断する橋が流木等により破壊されるなど,相当の出水が発生したと考えられる.現地の方から井崎川が氾濫した動画も提供され,それを見る限りでも,住宅の1階部分はほぼ浸水していた.当時の状況を見る限りでも,相当の河川の氾濫が発生した様子である. ※現地の方から当時の動画をご提供いただき,公開については了承を得ておりますが,一般公開ではなく学術研究に限って公開いたします. [embed]https://youtu.be/zRLiWMteN7U[/embed] [embed]https://youtu.be/IH6odFMg0k8[/embed] [embed]https://youtu.be/GZzr_JsbCpc[/embed] [embed]https://www.youtube.com/watch?v=q6HxZGkHCuo[/embed]

  • ②平成29年9月台風18号の被害状況について(緊急調査)【その2.津久見市内】

    2017年9月18日(月)

    平成29年9月18日(月)に実施した調査結果については,3つのページに分割しています. ①大分市(下戸次)調査地点番号 ①,② ②津久見市内   調査地点番号 ③ ③佐伯市       調査地点番号 ④,⑤  大分大学減災・復興デザイン教育研究センターでは,平成29年9月17日(日)に接近した台風18号の被害状況について緊急の現地調査を実施しました. 調査は大分市内戸次(備後・利光),津久見市内地,佐伯市本庄波寄・弥生大の5箇所(臼杵市については車中からの確認)を中心に,流域の被災状況と痕跡調査(洪水水位の痕跡)を実施しました.なお,報告による推定洪水位水位(T.P.)については,地理院地図(https://maps.gsi.go.jp)から取得した地点標高に痕跡高さ(m)を加えて,推定しています.  ※写真及び動画について二次利用される際には,出典を(大分大学減災・復興デザイン教育研究センター)明記してください.     大分市-臼杵-津久見市までの映像 [embed]https://www.youtube.com/watch?v=CPgFqm1pJUo&t=10s[/embed] [embed]https://www.youtube.com/watch?v=cXzcnOCyhjk[/embed]   ③津久見市内 市内中心を流れる津久見川が氾濫し,中心市街地に床上浸水など多くの被害が見られた.台風接近当時の潮汐は中潮上げの潮間帯であり,津久見川の水位については潮位の影響も考えられる.なお,調査は津久見市中田町から宮本町,市役所から中央町を通り,津久見港そして岩屋町から津久見高校までのルートを調べた.それぞれ地域の特徴毎に状況を報告する. ※ドローンによる撮影は人口集中地区(DID)以外で行っています.   [embed]https://youtu.be/z1Q2dGwmvS4[/embed] [embed]https://youtu.be/I8egWw2rUHI[/embed]     宮本町では,床上浸水による多くの被害が見られた.そして道路に堆積した土砂量が多く,最も多いところで5~7cmr程度の層厚が確認できた.特に堆積した土砂には礫分は含まれておらず,その粒径の多くはシルトから砂質である.建物や外壁の痕跡から3.5~4.0m(T.P.)程度の洪水水位があったと推定される.津久見駅周辺部南側では泥質化した液状の泥が跨線橋付近に溜まっており,周辺部分で最も低地であることが分かる.同じ土壌から津久見市役所駐車場も同様の低地であったと推定できる.一方で,岩屋町に横断する橋台周辺でアスファルトが陥没し車が動けなくなるなどし,付近が通行止めになった.状況を警察官に聞くと,アスファルトの路盤が表層から2m程度空隙状況であるため,橋と付近の道路を通行止めにしたとのことである.橋台踏掛版周辺部の路盤および路床の一部が河川に流出したと考えられる.[embed]https://www.youtube.com/watch?v=oXBE9MWcnxo[/embed] [embed]https://www.youtube.com/watch?v=Xmbvmhzdl0I[/embed] [embed]https://www.youtube.com/watch?v=Ap1rpELpYkw[/embed] 中央町では,床上,床下浸水の被害が多く見られた.特に上流側の宮本町から中央町にかけて氾濫した濁流が流れ込み,周辺部分が浸水したとみられる.建物や外壁の痕跡から3.5m(T.P.)程度の洪水水位があったと推定される.宮本町に比べ,中央町が堆積土砂が少なく感じたが,その理由としてJR日豊本線が両町の間の「せき」の役割により水理学的な現象によって,その差が生じたと考えらる. [embed]https://www.youtube.com/watch?v=rAw-mLke_04[/embed] 大友町から中田町津久見高校にかけて津久見川とも彦ノ内川の合流付近で床上床下浸水の被害が多くみられた.津久見川河口周辺部日豊本線の鉄橋の一部(護岸含む)が破損している.建物や外壁の痕跡から高い所で5.7m(T.P.)程度の洪水水位があったと推定される.堆積した土砂の多くはシルトから砂質である. [embed]https://www.youtube.com/watch?v=CFhVIG4bEW8&t=1s[/embed] [embed]https://www.youtube.com/watch?v=rxK_UREiDfc[/embed] [embed]https://www.youtube.com/watch?v=-AIMPey2xX4[/embed] [embed]https://www.youtube.com/watch?v=TIMJPrCt8EQ&t=22s[/embed]        

  • ①平成29年9月台風18号の被害状況について(緊急調査)【その1.大分市(下戸次)】

    2017年9月18日(月)

    平成29年9月18日(月)に実施した調査結果については,3つのページに分割しています. ①大分市(下戸次)調査地点番号 ①,② ②津久見市内   調査地点番号 ③ ③佐伯市     調査地点番号 ④,⑤  大分大学減災・復興デザイン教育研究センターでは,平成29年9月17日(日)に接近した台風18号の被害状況について緊急の現地調査を実施しました. 調査は大分市内戸次(備後・利光),津久見市内地,佐伯市本庄波寄・弥生大の5箇所(臼杵市については車中からの確認)を中心に,流域の被災状況と痕跡調査(洪水水位の痕跡)を実施しました.なお,報告による推定洪水位水位(T.P.)については,地理院地図(https://maps.gsi.go.jp)から取得した地点標高に痕跡高さ(m)を加えて,推定しています.  ※写真及び動画について二次利用される際には,出典を(大分大学減災・復興デザイン教育研究センター)明記してください. ①大分市下戸次備後 一級河川でもある大野川の下流部に位置しており,河川から越水によって右岸周辺部分の農地(米やネギ等)で冠水した形跡が見られた.堆積した土砂の層厚は薄く,その多くの粒度はシルトから砂質状であり,流木等の形跡は見られなかった. [embed]https://www.youtube.com/watch?v=Uw_1eO5_Pq0[/embed]   ②大分市下戸次利光 下戸次備後から約5km上流右岸では工事中の護岸を超えて,越水した濁流が辺り周辺部の低地が浸水した様子であった.痕跡から19.5m(T.P.)程度の洪水水位があったと推定される.付近のガソリンスダンドでは土砂が堆積するなどしてタンク内の調査が行われていた.加えて,仮設プレハブが洪水時の浮力によって移動するなどの被害が見られた. [embed]https://www.youtube.com/watch?v=7VMxALZr-sc&t=8s[/embed]      

  • 平成29年9月台風18号通過直後の大分市内の様子(下郡地区)

    2017年9月17日(日)

    9月17日、大型で強い台風18号が九州南部地方に上陸し、午後15時頃に大分に接近しました。 大分県内でも各地で洪水被害が多発し、大分市内でも多地点で浸水被害が発生しました。 現状では被害の全体像を捉えてはいませんが、明日18日に緊急の調査を実施する予定です。 県内の状況については以下大分県「災害警戒本部」のサイトをご覧ください。 大分県「平成29年台風第18号に関する災害情報について」 http://www.pref.oita.jp/site/bosaiportal/290916saigai.html 大分市内においても下郡にて冠水による被害が発生しております。 現在では水路からの排水作業が進んでおり、状況は回復していると考えられますが、発生当時に状況を以下、公開します。 [embed]https://youtu.be/02qijWupSBE[/embed]  

  • 防災教室「身近な地形から自然を学ぼう」を開催しました

    2017年8月20日(日)

    8月19日(土)佐伯市米水津間越はざこネイチャーセンター(夏休み防災学習企画展 せまる南海トラフ巨大地震 人と自然,東日本大震災の記憶展:CERD共催)にて、産学官連携推進機構(減災センター)の鶴成准教授によるサイエンスワークショップ「身近な地形から自然を学ぼう(平成29年度地域開放推進事業Jr.サイエンス)」と題した夏休み子ども防災教室が行われました。当日は20名の親子が集まり、写真を使った立体の原理に触れるほか、航空写真から大分県中部地方の活断層を地形から調べる方法などを親子で学びました。その後、室内用のドローンで操縦を学びながら、最後は屋外にて本格的なドローンに触れるなど、体験を通じた防災教室が行われました。 佐伯市米水津間越には過去3500年の津波堆積物が残る「龍神池」があります。過去に高知大学や大分大学で本格的な地質調査が行われたこともあり、大規模地震による津波の歴史が残る国内唯一の防災遺産でもあります。迫りくる南海トラフ巨大地震に備え、親子で防災について考えてみましょう。

  • NHK大分でコメントが放送されました(8/3)

    2017年8月4日(金)

    8/3(木)・4(金)のNHKニュースに小規模河川における水位計設置に関して鶴成准教授がのコメントが放送されました。 NHKホームページ http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/5075742401.html

  • 日田復興ボランティアについて

    2017年7月29日(土)

     本学では平成29年7月九州北部豪雨災害に伴う復興ボランティアを日田市を中心に実施しています。  7月29日(土)は60名を超える学生・職員のボランティアが,大型バス1台,小型バス2台に分かれて日田市大鶴地区と市内豆田地区に復興ボランティアとして参加しました。  今回のボランティアではCERDに所属する鶴成准教授も引率者として参加し,現地で学生とともにボランティア活動を行い,その感想を報告します。 大鶴地区の復興ボランティア活動について(感想)  今日の日田は日中37℃を超える猛暑日で,うだるような暑さの中,鶴成らのボランティアグループは大鶴地区に入りました。  発災3日目にCERDが大鶴地区を現地調査したころにくらべ,建設用重機がいたるところで道路や河川の復旧作業にあたっており,既に地区は復旧期に入っていると感じます。  私達はボランティアセンターの指示のもと職員3名と学生約30名で,大鶴地区にある一軒の民家を担当しました。災害時,住人の方は外出しており,豪雨の影響で家に戻ることが出来なかったことが幸いし,難を逃れたとのことです。  被災した家屋は上流部で越水した濁流が大量に流れ込み,住宅基礎部分の半分が洗掘(深いところでは床下1mを超える)され,基礎の土台が浮き上がるなどしていました。民家周辺部も同様の被害にあっており,被災した惨状を見た学生達も声が出なかったようです。  今回,ボランティアの主な仕事は,家屋に溜まった泥の搬出です。床全面に大量の土砂が残っており,倉庫の溜まった土砂も含め,被災以降,荷物の搬出以外は手付かずの状況でした。  私達は1班10名の3班に分かれ,到着のすぐに作業に取り掛かりました。日田の猛暑に苦しみながらも,溜まった泥をスコップとバケツで搬出し,汗を一杯かきながら学生達は頑張っていました。その一方で,豪雨災害に見舞われた方々の苦労が本当に身に染みてきました。  搬出作業は各班ローテーションで作業場所を変えるなど,仕事が単調にならないように工夫しました。また,午前中は30分作業して5分休む。午後からはさらに気温が上がるため20分作業して10分休憩するなどし,安全面に工夫しました。そして作業が進むにつれ,班ごとのチームワークが良くなり,それぞれ役割を得たように,協力しながら作業が進みました。午後は家主様の息子様がジュースの差し入れを頂くとともに,私達に深々と頭を下げ,感謝を述べられました。  ボランティア活動はセンターの指示のもと,10時から15時までとなっており,私達も15時をもって終了しました。明るく元気いっぱいに対応頂いた家主のご親戚の方や,周辺でボランティア活動を行う方々が,途中から応援していただくなど,充実したボランティア活動が実施できたと感じています。  今回のボランティアでは猛暑の中,参加した全員が無事に活動が行えたことが何よりです。そして作業中「ボランティアを楽しもう!」と声かけし,学生達も楽しく一生懸命に活動ができました。この貴重な経験を通じ,感謝や助け合いの心と,自助や共助の精神を養っていくことが学生ボランティアの成果だと感じます。 職員ボランティア 鶴成悦久 (産学官連携推進機構准教授)   ボランティア活動の様子(大鶴地区) ※活動写真の掲載については家主様より許可を頂いております。   大分大学出発!     大鶴地区ボランティアセンターの様子 (遠くは福島県や岐阜県からも駆けつけておりました)     住宅内部の泥搬出作業     倉庫周辺部の泥搬出作業(炎天下です)   床板を剥がすと,床下も泥が溜まっています (その後,専門のボランティアスタッフと相談し,学生では手におえないとのことになりました)     ボランティアに飲み物を届ける「ボランティアの方」が喉の渇きを癒してくれます     家主の方と集合写真 (家主様が最後まで感謝の言葉を述べられていました)

  • 大分大学復興ボランティ活動中

    2017年7月20日(木)

       九州北部豪雨災害に伴う被災地支援として、大分大学復興ボランティアが活動を始めています。7月14日は日田市で本学学生11名と職員5名の総勢16名がボランティア活動を行いました。    引き続き、本学復興ボランティアによる支援は継続します。29日のボランティアについてはCERD の教員も引率して参加する予定です。詳しくは大学ホームページをご覧ください。 http://www.oita-u.ac.jp/01oshirase/topics/2017-032.html

  • 九州北部豪雨災害日田市実地調査について

    2017年7月16日(日)

     大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD)では九州北部豪雨災害に伴う第二次調査を実施しました。日田市北部地方で大きな被害をもたらした今回の豪雨では,大規模な土砂崩れが発生した小野地区をはじめ,鶴河内川流域では河川洪水や土砂崩れなど甚大な被害が発生しました。CERDでは,これらの災害状況をドローンを利用して,日田市北部地方を中心に動画撮影および写真測量を行い,学術資料として関係機関および地域にデータを提供しています。詳しくは以下のサイトをご覧ください。なお,小野地区の土砂崩れの三次元データについては,作成でき次第,本サイトで利用可能なデータとして公開いたします。   日田市小野地区斜面崩壊の調査結果 日田市小野地区斜面崩壊調査結果と三次元データの公開   調査実施箇所(ポイント) G空間情報ポータル(CERD実施調査箇所)   ドローン撮影調査結果  実施された各地のドローン動画および画像については,以下のページからご覧ください。なお,動画・画像を二次利用する際にはクレジット(撮影:大分大学減災・復興デザイン教育研究センター,協力:(株)日建コンサルタント)を明記してください。 九州北部豪雨災害日田市鶴河内地区鶴河内川ドローン撮影動画・調査画像 九州北部豪雨災害日田市上宮町地区鶴河内川ドローン撮影動画・調査画像 九州北部豪雨災害日田市鶴城町地区鶴河内川ドローン撮影動画・調査画像 九州北部豪雨災害日田市皿山地区小鹿田焼の里周辺ドローン撮影動画・調査画像 九州北部豪雨災害日田市殿町地区小野川ドローン撮影動画・調査画像 九州北部豪雨災害日田市小野地区小野川ドローン撮影動画 九州北部豪雨災害日田市小野地区土砂崩落現場ドローン撮影動画 九州北部豪雨災害日田市大鶴地区ドローン撮影動画  

  • 日田市小野地区斜面崩壊調査結果と三次元データの公開

    2017年7月16日(日)

    九州北部豪雨日田市小野地区で発生した斜面崩壊について  大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD)では九州北部豪雨災害に伴う小野地区斜面崩壊現場(崩壊斜面長約400m,幅約250m)において,関係機関の許可のもと,UAV(通称:ドローン)を用いて写真測量を実施し,崩壊した斜面の画像から詳細地形を作成しました。日田市小野地区の地質は英彦山から犬ヶ岳を起源とする火山体による火成岩が分布し,安山岩および火山砕屑岩が分布しています。風化し比較的脆弱なこれらの火成岩が大量の降雨によって崩壊したと考えられます。(地質学出典:産業技術総合研究所平成29年7月5日-6日の豪雨による大分県日田市小野で発生した斜面崩壊の地質学的背景)  崩壊した滑落崖周辺では,山頂周辺から大量の雨水が流れたとみられる痕跡もあり,ある一点に集中した雨水が斜面上部の深層地盤に浸透し,比較的数メートルの深い箇所から地すべり性の崩壊(通称:深層崩壊)が発生。崩壊した斜面中腹の岩盤層は地表から浅く,上部で崩壊した土砂が連動した結果,斜面中腹部の表層崩壊が誘発されたと考えらます。一方で,本調査でドローン撮影した動画から,小野川流域のほか,鶴河内川流域の大規模な斜面崩壊についても,多地点で山頂部で深層崩壊による大規模な斜面崩壊が多発したとみられます。  調査結果をうけ,CERDでは調査結果を公開するとともに,学術研究および関係機関への定量的な災害情報の提供を目的に,写真測量の結果を公開します。ドローンによって取得した三次元データについては,特別なソフトウェア(一部ネット速度条件や最新のブラウザをアップデートの必要があります)を利用せずに,ブラウザで三次元データを利用できるツールを提供しています。ツールでは崩壊した断面の横断図を作成できるほか,面積や距離等の計測も行えることから,災害復旧および今後の災害履歴情報として活用を目的としています。  本データの詳細データは災害復旧対策のほか,防災対策・教育,学術研究など公益し資する場合に限り,CERDから全てのデータを提供します。   日田市小野地区斜面崩壊三次元データの提供 以下のリンクから斜面崩壊の三次元データをご利用ください。 ドローン写真測量による日田市小野地区斜面崩壊三次元データ利用ツール(スマホ対応)     日田市小野地区斜面崩壊三次元データ結果   日田市小野地区斜面崩活動崖周辺(崩壊頭部上流側)   日田市鶴河内川流域上宮地区大規模斜面崩壊  

  • 九州北部豪雨災害日田市鶴河内地区鶴河内川ドローン撮影動画・調査画像

    2017年7月15日(土)

    大分大学減災・復興デザイン教育研究センターでは九州北部豪雨災害日田市鶴河内地区鶴河内川(2017.07.15撮影)を上流部から下流部にかけドローンにより撮影した動画を公開しています。なお,本動画を二次利用する際にはクレジット(撮影:大分大学減災・復興デザイン教育研究センター,協力:(株)日建コンサルタント)を明記してください。 [embed]https://youtu.be/vJFhYpso1_g[/embed]  

  • 九州北部豪雨災害日田市上宮町地区鶴河内川ドローン撮影動画・調査画像

    2017年7月15日(土)

    大分大学減災・復興デザイン教育研究センターでは九州北部豪雨災害日田市上宮町地区鶴河内川(2017.07.15撮影)を上流部から下流部にかけドローンにより撮影した動画を公開しています。なお,本動画を二次利用する際にはクレジット(撮影:大分大学減災・復興デザイン教育研究センター,協力:(株)日建コンサルタント)を明記してください。 [embed]http://https://youtu.be/7Ubn4YZu0Tg[/embed]

  • 九州北部豪雨災害日田市鶴城町地区鶴河内川ドローン撮影動画・調査画像

    2017年7月15日(土)

    大分大学減災・復興デザイン教育研究センターでは九州北部豪雨災害日田市鶴城町鶴河内川(2017.07.15撮影)を上流部から下流部にかけドローンにより撮影した動画を公開しています。なお,本動画を二次利用する際にはクレジット(撮影:大分大学減災・復興デザイン教育研究センター,協力:(株)日建コンサルタント)を明記してください。 [embed]https://youtu.be/bWd7A4ItEkA[/embed]

  • 九州北部豪雨災害日田市皿山地区小鹿田焼の里周辺ドローン撮影動画・調査画像

    2017年7月15日(土)

    大分大学減災・復興デザイン教育研究センターでは九州北部豪雨災害日田市皿山地区小鹿田焼の里周辺(2017.07.15撮影)を下流部から上流部にかけドローンにより撮影した動画を公開しています。なお,本動画を二次利用する際にはクレジット(撮影:大分大学減災・復興デザイン教育研究センター,協力:(株)日建コンサルタント)を明記してください。 [embed]https://youtu.be/b9i946kB1ts[/embed]  

  • 九州北部豪雨災害日田市殿町地区小野川ドローン撮影動画・調査画像

    2017年7月15日(土)

    大分大学減災・復興デザイン教育研究センターでは九州北部豪雨災害日田市殿町地区小野川周辺(2017.07.15撮影)を上流部から下流部にかけドローンにより撮影した動画を公開しています。なお,本動画を二次利用する際にはクレジット(撮影:大分大学減災・復興デザイン教育研究センター,協力:(株)日建コンサルタント)を明記してください。 [embed]https://youtu.be/1SnC1N9B-S4[/embed]   RICOH THETA Sにより撮影した360°のパノラマ画像です。 [sphere 611 autoload]

  • 九州北部豪雨災害日田市小野地区小野川ドローン撮影動画

    2017年7月15日(土)

    大分大学減災・復興デザイン教育研究センターでは九州北部豪雨災害日田市小野地区小野川(2017.07.15撮影)を土砂崩落現場周辺部から下流側へドローンにより撮影した動画を公開しています。なお,本動画を二次利用する際にはクレジット(撮影:大分減災・復興デザイン教育研究センター,協力:(株)日建コンサルタント)を明記してください。 [embed]https://youtu.be/6WjBJ8FqGf8[/embed]  

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