日田市天ヶ瀬温泉地区における災害時の避難訓練に協力

2022年6月17日(金)

減災・復興デザイン教育研究センター(以下,減災センター)は,6月5日,NPO法人リエラと共に日田市天瀬振興局と住民主体の組織「天ヶ瀬温泉つなぐ会議」が実施した天ヶ瀬温泉街一斉避難訓練に参加しました。
この避難訓練では,日田市や地元関係機関と連携し,避難行動に対するヒアリング調査や学生CERDも調査を実施した。あいにくの雨にも関わらず55世帯82名が参加しました。調査では,82名の参加者のうち67名から回答があり,避難所までの時間や交通手段を確認するとともに,避難するタイミングや避難指示における放送発令等の聞こえやすさ,近所への声掛けなどの初動対応,避難先や避難所の課題などを把握しました。昨年度からの改善点もみられましたが,新たな課題が見つかるなど,避難所運営の難しさを感じました。
避難訓練には減災センターのスタッフに加え,本学が実施している重点領域研究推進プロジェクトの1つである「自然災害時の避難所における健康危機管理」の研究チームの教職員も参加し,研究という視点から実際の避難訓練を見学しました。
令和2年7月豪雨で甚大な被害を受けた天ヶ瀬温泉街では,地域の方を中心に日田市と連携して様々な復興事業が進んでいます。減災センターでは引き続き,災害ボランティアの派遣や復興支援を行っていく所存です。

     

        学生CERDによるヒアリング                    研究チームよるヒアリング

 

 

 

ページトップへ戻る