「 活動報告 」 一覧

  • 稙田南中学校・ファミリーPTAに参加しました(12/1)

    2018年12月2日(日)

    12/1(土),センター長・小林と小林祐司・都市計画研究室の大学院生・学部生が,大分市立稙田南中学校・ファミリーPTAにおいて,講話,洪水クイズなどを実施しました。対象は1年生で,会場を二つに分けての実施となりました。 小林は,災害時におけるドローンの活用事例,地震・津波への対応,一人一人の役割,そして社会として取り組んでいくことの重要性について説明を行いました。 学生担当会場では,学生企画による「洪水クイズ」を実施し,洪水対応への理解を深めて頂きました。   ▼学生企画の会場   ▼センター長担当の会場

  • 津久見市防災講演会で講演を行いました(11/29)

    2018年11月29日(木)

    11月29日(木),津久見市防災講演会(会場:津久見市民会館)にて,センター長・小林が『今後のあるべき防災・減災とは? 〜災害多発時代に生きる〜」と題し,講演を行いました。 9月末に予定されていた講演会が台風により延期となり,今回の開催となりました。講演会では,津久見市の昨年の台風第18号への取り組みの報告もされました。

  • サバメシを行いました(11/24)

    2018年11月25日(日)

    11月24日(土)に,教育学部の小山(センター兼担教員)が大分県全労済本部が主催する「ぼうさいカフェ」(於:ガレリア竹町)にて,〝サバメシ〟の講師を務めました。   サバメシとはサバイバル・メシタキの略称で,2つのアルミ缶と3つの牛乳パックでご飯を炊くという,言わば炊飯体験です。   サバメシの考案者は防災科学技術研究所の内山庄一郎氏で,サバメシのやり方は以下のページで確認することができます。 ▼国際サバメシ研究会 https://researchmap.jp/yanagiba/sabameshi/   非常に楽しい炊飯体験ですので,ご家庭やPTA行事などでも是非やってみて下さい。そして,サバメシを機に,今一度防災・減災について話し合ってみて下さい。  

  • 日田市小野地区公民館においてWS・報告会を実施(11/10)

    2018年11月11日(日)

    2018年11月10日(土)に減災・復興デザイン教育研究センター長・小林と小林祐司・都市計画研究室9名が小野地区公民館を訪問し,6月に実施したWSの報告と住民の皆さんとの意見交換を実施しました。日田市内でのお祭りなどの関係で多くはお集まり頂くことは厳しい日程でしたが,30名近い方々にお集まり頂き,WSが実施できました。 今回は日田市小野地区の復旧・復興に関する研究に取り組んでいる都市計画研究室の卒論生(相川君)と研究室学生が協力して,準備からWSの運営までをこなしました。   地区における意識,また地区(自治会)間の意識の違いなどの指摘もありました。行政と住民の皆さんとの関わり方への情報提供も頂きました。 小野地区全体で連携できることや地区で完結すべきことを抽出して,活動に結びつけていくことなどの課題が明らかにされました。         小野地区における復旧・復興への取組は住民の皆さんだけでなく,様々な立場からの支援や協力が必要だと考えています。今回のWS前には,小野地区の皆さんに「瓦版」(災害からの復旧と復興)の配布を行いました。vol.1の瓦版では,平成29年九州北部豪雨についてどのような災害だったのか。また,6月に開催したWSの報告の内容となっています。瓦版は今後も定期的に小野地区の皆さんへお届けしたいと考えています。   ▼瓦版   減災・復興デザイン教育研究センターと小林祐司・都市計画研究室では,今後も小野地区での活動を継続的に実施していきたいと考えています。

  • 下郡小学校の防災イベントに参加(11/3)

    2018年11月3日(土)

    2018年11月3日(土),下郡小学校において開催された防災イベント支援の一環として,センター長・小林が,冒頭に講話と災害時に活用されるドローンの説明と実演を行いました。 6年生児童のために保護者が企画した催しで,様々な体験・メニューが用意され,当日は体育館で一泊をしたと伺っています。 児童と保護者が一体となったこのような体験型の防災イベントは「信頼関係」の構築において,大きな効果が期待されると同時に,子ども達が大人・保護者になったときに,同様に次の子ども達へと「繋いで」いく効果も期待されます。様々な角度からのアプローチと持続性に期待したいところです。 ▼ドローンによる記念撮影

  • 大分市立豊府小学校防災キャンプで「防災ゲーム」を実施(10/13)

    2018年10月13日(土)

    大分大学減災・復興デザイン教育研究センターは,大分市立豊府小学校で実施された防災キャンプに参加し,校内全体を使った「防災ゲーム」を担当・実施しました。「防災ゲーム」の企画・実施は,小林祐司・都市計画研究室の大学院生・学部生により行われました。なお,終了後は体育館にてドローンの紹介と記念撮影を行いました。      

  • 10月12日(金)に防災を身近に感じて頂くための「防災講座」を実施しました

    2018年10月12日(金)

    10月12日(金)に産学官連携推進機構2Fセミナー室にて,地域活動を実践される浄友会(臼杵市)に対して「防災を身近に感じて頂くための防災講座」を開催しました。 防災講座では「迫り来る災害に備えて」を演題に,板井防災コーディネーターが講師を務めました。講座では,減災センターによる教育研究活動の紹介をはじめ,全国で頻発した豪雨や地震災害,そして大分県内で発生した災害状況について解説しました。特に,各地で甚大な被害をもたらした台風による豪雨災害などを事例に「災害に備える」ことの重要性を参加者に伝えました。最後に,板井コーディネーターが東日本大震災で救助活動にあたった岩手県釜石市を振り返り,防災教育への重要性や,地域防災への想いを参加者らに伝えました。 防災講座終了後はキャンパスツアーとして「学生交流会館B-Forêt(食堂)」にて昼食をとっていただき,大学の雰囲気を体験していただきました。なお,参加者の中には本学の卒業生もおり,50年ぶりとなった本学の変容に驚いておりました。      防災講座を聴講されている様子   防災講座は地域の要望に応じて「無償」で定期的に開催しています。 学内開催だけでなく,地域や小中学校,高校などでも出前講座を行っておりますので,お気軽に減災センターまでご相談ください。 ※防災講座については,以下のサイトをご覧ください。 http://www.cerd.oita-u.ac.jp/wa/wp-content/themes/oita/img/pamf.pdf

  • 日田市立五馬中学校にて防災教育を行いました。

    2018年10月4日(木)

    10月3日(水)に大分県日田市天ヶ瀬の日田市立五馬中学校にて防災教育(防災講演・避難訓練)を実施しました。避難訓練は実際の地震を想定し告知をせず避難訓練を行いました。また当日は地震体験車も来ており実際の地震の揺れを体感できたと思います。避難訓練を実施した後は、災害にあった時に行動するための考えを持ってもらうために防災講演を行いました。 今回の防災教育を通して、災害にあった際に少しでも防災・減災につながればと考えております。   訓練の様子(屋内) 訓練の様子(屋外へ避難) 地震体験車(ユレルンダー) 地震体験車(ユレルンダー)を使用しての地震体験          

  • 台風24号による国道10号線・JR豊肥線の盛土部崩壊について

    2018年10月2日(火)

    平成30年9月30日15時ごろ,大分市中判田付近の国道10号線及びJR豊肥線で,幅約20m・高さ約7mにわたって盛土部が崩壊し,崩れた土砂が流動化して周辺の市道及び民地に流入しました。当日は台風24号の影響により県内各地で断続的に激しい雨が観測されており,被災箇所に関しても,周辺一帯からの排水や地下水が盛土部に直接流入したことで,このような崩壊・流出に至ったと考えられます。 減災センターでは,発生翌日の1日より,国土交通省九州地方整備局大分河川国道事務所の依頼(連携協定)により現地調査を行い,発生メカニズムについて検証を行いました。これらの検証については,引き続き,関係機関と検討を重ね今後の災害対応に生かす必要があると考えられます。 なお,国道10号線及びJR豊肥線ともに早期の復旧が望まれる一方で,現場では懸命の復旧作業が行われております。国道・JRを利用される多くの皆様のご理解をお願いいたします。 国道の復旧状況は,国土交通省九州地方整備局大分河川国道事務所のホームページ(http://www.qsr.mlit.go.jp/oita/)をご覧ください。   現場周辺の空撮画像(ドローンによる国土交通省九州地方整備局大分河川国道事務所との共同撮影)   崩壊箇所の様子(復旧作業)   国道10号線崩壊箇所  

  • 2018年日本地理学会秋季学術大会(於:和歌山大学)にてCERDの成果を発表しました

    2018年9月26日(水)

    2018年9月22日〜25日に和歌山大学で開催された,2018年日本地理学会秋季学術大会にて,教育学部の小山がCERDの災害調査の成果を,以下のタイトルでポスター発表しました。   小山 拓志・鶴成 悦久・小林 祐司(大分大学/大分大学減災・復興デザイン教育研究センター)・橋本 哲男(株式会社日建コンサルタント)・大島 邦夫((株)ソイルテック) 「2017-2018年に大分県内で発生した土砂災害の特徴」   ポスターはセンターに掲示してありますのでご覧ください。

  • 第4回大分大学文系チャレンジ講座で講師を務めました

    2018年9月26日(水)

    8月 29 日(水)に,大分大学高大接続教育の一環である,文系チャレンジ講座(第4回)が開催されました。 そこで,教育学部の小山が,「『歩け 観よ 考えよ』で学ぶ地域の災害リスクと防災教育」というテーマで県内高校生を対象に講義を行いました。 遠隔配信された中津南,大分鶴崎,日田,国東,大分西,高田,安心院,臼杵,竹田,三重総合,別府翔青,大分雄城台,大分商業及び来学の玖珠美山,大分の計15校328名が受講しました。 大分大学高大接続教育に関する詳細は,以下のページからご覧頂けます。 http://www.ees.ec.oita-u.ac.jp/gp/4-challenge.html 小山の講義の様子は,以下のPDFから確認できます。 http://www.ees.ec.oita-u.ac.jp/gp/challenge/30/30bu04.pdf    

  • 防災を身近に感じて頂くための「防災講座」を実施しました

    2018年9月20日(木)

    9月18日(火)に産学官連携推進機構セミナー室にて「うすきね会」(臼杵市)を対象とした防災講座を実施しました。 防災講座では板井防災コーディネーターが講師を務め,近年,大分県内で発生した災害概況や減災センターの取組等を報告しました。そして,頻発する災害から,防災・減災につなげるための「避難のための基礎知識」について説明を行いました。講座の最後には,避難所などで役に立つ「段ボールを使った簡易スリッパ」を作成し,防災・減災の心構えから災害時に役立つ知識を参加者は学びました。 防災講座終了後は,キャンパスツアーとして「学生交流会館B-Forêt(食堂)」にて昼食をとっていただき,大学の雰囲気を体験していただきました。 防災講座は地域の要望に応じて「無償」で定期的に開催しています。 学内開催だけでなく,地域や小中学校,高校などでも出前講座を行っておりますので,お気軽に減災センターまでご相談ください。 ※防災講座については,以下のサイトをご覧ください。 http://www.cerd.oita-u.ac.jp/wa/wp-content/themes/oita/img/pamf.pdf     防災講座の様子(産学官連携推進機構2Fセミナー室) 段ボールを使った簡易スリッパの作成風景   防災講座を終えて大分大学キャンパスの案内 学生交流会館B-Forêt(学生食堂)    

  • 臼杵市民会館にて防災講演を行いました

    2018年9月19日(水)

    9月14日(金)に臼杵市民会館にて臼杵市自主学習「亀城大学」が開催され,板井防災コーディネーターによる「臼杵市の防災 想定を超える災害を経験して ~被災地を教訓として~」と題した講演が行われました。 講演終了後には,災害時に身近の道具で身を守れるものが作れないかということで,吉川 亀城大学運営委員長が考案した「バケツを利用した防災ヘルメット」を紹介して頂きました。 今回の講演を通じて,地域・個人としての防災・減災に向けての意識をより一層,高めていただけたらと願います。   開演前の会場の風景   臼杵市自主学習団体「亀城大学」吉川運営委員長   実際に作成したバケツを利用した防災ヘルメット  

  • 第3回安心安全フェスタに出展しました

    2018年9月12日(水)

    9月9日(日)に臼杵市立下北小学校(臼杵市大字稲田)で行われた「第3回安心・安全フェスタ」に,災害時におけるドローンの活用を身近に感じてもらおうと,学生たちとともに出展しました。 当日はあいにくの雨模様で体育館での開催でしたが,トイドローンを使った簡単な操作や,ドローンに付属するカメラとVRヘッドセットを連動した画像体験に地域の方や子供たちは興味津々でした。 今回のイベントをきっかけに,災害時に役に立つドローンの利活用について理解が進むこととが望まれます。          第3回しもきた 安心・安全フェスタのポスター      ドローンについての簡単な説明             ドローン展示              

  • G空間EXPO2018「 中国地理空間フォーラムin広島」のご案内

    2018年9月7日(金)

    9月13日(木)から14日に広島市JMSアステールプラザにて「G空間EXPO2018 」の地方開催である「中国地理空間フォーラムin広島」が行われ、減災センターの鶴成准教授が講演及び「防災センション」におけるパネルディスカッションの進行役を努めます。 このフォーラムは 「地理空間情報科学で未来をつくる」を統⼀テーマとして東京で開催している「G空間EXPO2018」の関連イベントとして開催され、西日本地区で昨年度の鹿児島に続き、今年は広島市で開催されます。 本開催は、産学官の連携により、地理空間情報が災害対策や防災・減災をはじめ、より広い分野で⾼度に活用されるために、地理空間情報を利活用した様々な取組、最新の技術動向等について紹介することを目的としております。 西日本地方を襲った豪雨災害や近年多発する複合災害に対し、災害時における災害情報の活用、そして防災・減災、復旧や復興をテーマとした地理空間情報の活用について2日間に渡って討論が行われます。 開催日:平成30年9月13日(木)、14日(金) 開催地: 広島市 JMSアステールプラザ 広島市中区加古町4-17 主  催: G空間EXPO2018運営協議会、広島市 開催目的:第3期地理空間情報推進基本計画(H29.3.24 閣議決定)から ◯中国地方における地理空間情報活用のための連携協力体制の構築 ◯産学官の連携により、地理空間情報活用の有効性、最新の技術動向、 新産業の創造に寄与する講演会等の開催、国民に対する地理空間情報 に関する普及啓発の推進 「G空間EXPO2018」 http://www.g-expo.jp/ 中国地理空間フォーラムin広島(申込み) https://kanban.or.jp/gf2018/

  • J:COM ホルト塾参加者募集中です【10/13(土)開催】

    2018年9月7日(金)

    2018年10月13日(土曜日)にホルトホールで行われる「J:COM ホルト塾」に講師として次長の小林が登壇します。 第4回テーマ 『暮らしを守る防災・減災〜災害多発時代の「責任」と「姿勢」〜』 講師 大分大学減災・復興デザイン教育研究センター センター次長 小林祐司(理工学部・教授) https://wwwjcom.oct-net.ne.jp/horuto/ 応募条件があるようですので,上記サイト等をご参照ください。 ※2018/09/07 更新  

  • 防災シンポジウム in 日田 〜 九州北部豪雨からの教訓 〜 (内容・結果の公表)

    2018年8月19日(日)

    ※一部更新作業中 防災シンポジウム in 日田 〜 九州北部豪雨からの教訓 〜     日時:2018年8月18日(土)  13:30〜17:00 会場:マリエールオークパイン日田 主催:国立大学法人大分大学 共催:日田市 大分高等教育協議会 後援:大分県 大分合同新聞社 九州大学大学院工学研究院附属アジア防災研究センター 企画:大分大学減災・復興デザイン教育研究センター 一般社団法人 NINAU 地理空間情報活用に関する大分地区産学官連携検討会 協力:SAPジャパン株式会社 ESRIジャパン株式会社 株式会社ザイナス   8月17日,18日と日田市において,日田市内高校生と大学生によるフィールドツアー(8/17)とシンポジウム(8/18)を開催しました。 以下,シンポジウムの成果として公開いたします。それぞれの地域で「防災・減災」,そしてこれからの災害への向き合い方などの「きっかけ」や「ヒント」として頂ければと思います。       防災シンポジウム in 日田「九州北部豪雨からの教訓」 司会:岡野 涼子(一般社団法人NINAU 代表)   1.開会挨拶 大分大学理事(研究・社会連携・国際担当)・副学長 減災・復興デザイン教育研究センター長 西園 晃 日田市長 原田 啓介 様     2.特別講演 九州大学大学院工学研究院附属アジア防災研究センター センター長・教授 三谷 泰浩 様   3.学生提案 ★フィールドツアー(Youtube) その他の動画については以下をご覧下さい。 Link → CERD Youtube 動画リスト ※フィールドツアー行程(8/17) 日田市役所→大鶴地区・瀬部・大肥→豆田地区・花月川→小野地区→解散   ★ストーリーマップ また,フィールドツアーの内容やデザイン・シンキングを通じた学生提案を「ストーリーマップ」としてとりまとめ,発表を行いました。 Link → 防災シンポジウム in 日田 「学生提案」(自動再生)     学生提案 ムービー & ストーリーマップ 作成協力:SAPジャパン株式会社 ESRIジャパン株式会社 株式会社ザイナス   4.パネルディスカッション   ■ パネリスト(PN) 日田市長 原田 啓介 様 日田市小野地区振興協議会会長 藤井 維清 様 日田市大鶴振興協議会会長 石井 勝誠 様 大分工業高等専門学校・准教授 工藤 宗治 様 ■ コメンテーター(CM) 九州大学大学院工学研究院附属 アジア防災研究センター長・教授  三谷 泰浩 様 ■ コーディネーター(CD) 大分大学減災・復興デザイン教育研究センター 次長(理工学部・准教授)  小林 祐司   (1)趣旨説明 災害が多発するなか(災害多発時代),これまでの考え方で良いのか? 一人一人が責任を持てる社会にしていかなければならない 若い世代の参画も求められる   (2)学生提案へのコメント <PN/CMによるコメントおよび議論> 災害とどう向き合うかを考える必要がある。そのためにも,リスクを把握すること。 ひとりひとりが責任を果たすことが重要 災害に向き合う姿勢を見せる 地域に戻って大丈夫なのか? 高齢者(のみが)がこういった(防災)ことを考えるのはまっとうか? 担い手の育成が求められる 復興には時間がかかる 俺たちの故郷は俺たちが守る 技術者の不足により,災害の現場に人が足りない 我々が経験してきたことが役に立たないかもしれない 高齢化が進む中で自治を守っていけるのか → 新しい仕組みが必要 産業・流通の変化 生業のあり方から復興を考えなければならない 世代によってコミュニティの認識が異なる 高等教育のなかで,机上での知識が多いがダイレクトに響いているのか? 「コミュニティ」の本当の意味を理解しているか?あらためてコミュニティの在り方を考えないといけない。 現場の実際の空気感を感じなければわからないことがある 被災者の方とともに汗を流して作業しないとわからないことがある ボランティアに参加する意識,自発的に参加する意識を育む機会をつくる 昭和学園生徒がボランティアに行ったことでお店の人がお店をやり続ける勇気をもらった 若い子は自分が必要とされることを求めている・・・自己有用感   ※クリッカーの回答者数は概ね「150人」程度とお考え下さい。 【クリッカー0】 Q:今日はどうしても言いたいことがある! → はい = 15.0% いいえ = 85.0%   Q:しかし,まぁ何で連休の最後やねん! → そう思う = 13.1% そうは思わない = 67.7% わからない = 19.2%   (参加者の基本情報) Q:年齢 → 10代 = 1.0% 20代 = 2.0% 30代 = 1.0% 40代 = 17.2% 50代 = 37.4% 60代 = 29.3% 70代以上 = 12.1%   Q:自宅 → 日田市内 = 75.8% 日田市外(県内) = 20.2% 日田市外(県外) = 4.0%   Q:勤務地(日田市内の方のみ) → 日田市内 = 65.7% 日田市外 = 4.0% 無職 = 30.3%   (学生提案への感想) Q:学生提案は興味深いものがあった → はい = 71% いいえ = 29%   Q:防災・減災対策に若い視点は不可欠だ → はい = 96% いいえ = 4%   (3)PD ▶視点① 災害対応のあり方とは? <PN/CMによるコメントおよび議論> 何よりも命を守ってもらいたい 市民の方には知ろうと努力してもらいたい 避難指示で逃げないという状態を考えなければならない 日頃から、高齢者どうしが助け合える仕組み作り なによりも自助努力が大切 五年前までは小野は大丈夫だと思っていた。五年前の災害時もう再び来ないだろうと思ったが,そうではなく小野の地域はどこも安全ではない。 道路が水害で全部だめになり,新しい公民館でみんなが助かった 自治会長の判断が素晴らしかった。自治会長への感謝。 各町内に2名以上防災士がほしい 「率先避難者たれ」・・・早期避難の重要性 知ろうという努力をする 臨機応変に判断することの大切さ 言わなければならない,伝えなければならない 情報について分かりにくいというのはその通りだと思う。したがって,避難勧告とはどういう状況かなどの紙を配ろうと思っている 県境を超えた情報が速やかに伝わるシステムの構築(災害だけに留まらず) リスクの把握ができており,自分の身近なことであるという情報の出し方をしなければならない 空振りな情報でも6割あたっていれば良い方   (会場から) 「教育が大切」,どういう風に教育をしていけばいいのか? 災害がいつ起こったのかによって被災状況が全く違う その時の状況によって避難のあり方が全く違う 親御さん・家族がいるのか?によって避難状況が違う 高齢者が住んでいて、若者は帰ってこれないという状況が生まれてしまった。孤立してしまう。 どういう人が地域にいるのかを把握していてほしい 小野振興協議会,小野小学校の存続について「いつ戻れるのか,また戻らないのか,あり方の検討を行っている 今後,学校再建に関して小野全体の共通認識として捉えなければならない 通学中の道の問題 学校の問題地域の避難の支援のあり方 災害リスクコミュニケーション マイタイムライン ⇒こういうことが起こったらこういうことをします!! ⇒家族会議につかう(じいちゃんはどうする父ちゃんはどうする?) 連絡が無くてもやっていけるように マイタイムラインは家庭のなか,地域のなかでも実践できる 家庭のなかの信頼関係が大事 信頼関係をつくり実践をしていく 学校にも(取り組むべき)責任がある 親だけではなく子供に考えてもらう宿題にすればいいのでは? 「経験に勝るものはない」 自分の身は自分で守る 災害から一年で避難訓練を行った ⇒ (予想外の)50人もの参加 実際自分がどういう行動をするかを実践してくれた人もおり,真剣に住民が考えていることがわかった 災害を経験したことはむしろ強みである   (会場から) 防災無線について,同じ日田市内である地域とない地域なぜ差があるのか? 衛星回線を使う防災無線を各戸にと考えている ⇒ 有線が災害時意味をなさなかったため ※クリッカーの回答者数は概ね「150人」程度とお考え下さい。 【クリッカー1】 Q:これまでの雨,豪雨で被害に遭ったことがある → はい = 41% いいえ = 59%  Q:身近な災害リスクをしっかりと把握している → はい = 72.3% いいえ = 27.7%   Q:雨が降った際の対応行動について → 大雨警報などの「警報」が出たら避難をする = 4% 「避難準備・高齢者避難開始」で避難をする = 8% 「避難勧告」で避難をする = 36% 「避難指示(緊急)」で避難をする = 38% はっきり言ってどうしたら良いかわからない = 14%   Q:今回の西日本豪雨の際,避難を行なった → はい = 12% いいえ = 88%   Q:防災情報として最も重要だと思う情報端末・手段は → テレビ = 28% ラジオ = 9% 防災無線 = 18% インターネット(PCやスマートフォンも含む) =39% 近所や家族など人からの情報 = 6%   Q:そもそも「情報」がわかりにくい → はい = 40% いいえ = 60%   【視点①のまとめ】 担い手の育成に加えて,コミュニティの真の意味を 早期避難,早期対応の重要性(地域で完結できる対応行動と支援の仕組み) 若い世代の参画 個人はもとより,家庭,地域それぞれでできることを進める     ▶視点② 災害に対して責任を果たせる社会とは? <PN・CMからのコメント・議論> ハード整備は簡単にはできない(限界があること) どうやって情報を届けるかが課題 全員が共通の情報をとっているか否かで状況が変わってくる 情報の届け方について行政として取り組んでいきたいと考えている インフラ整備はもちろんだが、防災マップなど・・・行政を頼らず地域住民が率先して行う 地域住民の相互理解 若い人に災害を伝えていくことが大切 コミュニティの確保 宇和島の吉田地区はまだ復旧が進んでいなかった。⇒ボランティアのありがたさを改めて感じた ボランティアへの感謝 みんながお互いに助け合う社会にしていきたい 長期の責任を考える,1~2年たってどうなったか(復旧・復興のプロセス) 復旧作業を調べて,定点観測をしている 学生や次世代の人にいかに伝えるか,意識を共有するか 直後だけでなく長期にわたって(長いスパンで)考えていかなければならない 自分の命は自分で守る 出来ないことは助けあって ※犠牲になれという話ではなく,できるだけ早い避難を ハード整備はいくらやってもやりたりない 今が一番危険な状態であり,復旧中は被災前よりも弱く,危険な状態であることを知っておいて欲しい 強弱(必要なところに必要な手立てを)を持たせたハード整備 説明責任を持ったハード整備をしなければならない ハード整備には限界があるから,バランスを取りながら進めていく そこには行政と住民の相互の理解が必要であり,それが平時の信頼関係となり,災害時にも機能する 新しいコミュニティ・自治のあり方が問われている 社会の構成が代わっていくため,支える人たちが減っていく。少子高齢化で大きなリスクを抱えた人が増えてくる 住民自治組織(中津江などの例),どうやって組織が支えていくかが課題 行政と今後どういった関わりを持つのか 若い人は何らかの思いをもっていて,行動をしてるのではないか 若者には今までになかった感覚があるのではないか,新たな価値観がある 100年スパンが通じなくなってきている。10000年スパンといった覚悟が必要なのではないか。 住まい方自体を考え直さなければならないのではないか インフラ整備は人口増を基本に考えており,切り捨てないといけない部分があるのではないか 住めないけれども離れられない(のが実際) 生業の中で生きていかなければならない人もいるため,持っていた資産からお金が回ってくる仕組み 産業の在り方の政策を今後考えていかなければならない 稼ぐ場所・住む場所を確保することが求められ,土地の違う活用の仕方も 所帯の少ない自治会は班が成り立たず,限界集落は1人の役割が増えてしまう 自治会自体が今後どうなっていくのか?自治会の統廃合を考えなければならない 日田市163自治会ある。コミュニティをどう維持するか・・・現在隣保班の統廃合を行っている(既に6年前に統廃合を行った) 住み続けるためには安全性は必要だが、長年継承される伝統などを中心に考えることも必要 村地域の在り方を模索していかなければならない 個人個人で地域について考えていかなければならない それぞれに合った組織づくりが必要で,如何に地域を盛り上げていくのか ひとりひとりが「責任を取る」という覚悟が必要 自然現象のなかに人間が食い込んでいる。災害はおこる。「知らない」じゃ済まない。 災害を受けていない人も責任を果たさねばならない ※クリッカーの回答者数は概ね「150人」程度とお考え下さい。 【クリッカー2】 Q:もっと住民は地域の防災・減災に参画すべきだ → はい = 97% いいえ = 3%  Q:我々の自治会は防災への意識が高い方だと思う → はい = 26% いいえ = 42% わからない = 32%   Q:もっと若い世代の参画が必要だ → そう思う = 66.3% そう思わない = 4.0% わからない = 5.0% 期待したいが,期待できない = 24.8%   Q:災害対応の責任は誰,どこにあるのか? → 各個人・各家庭 = 53% 地域(自治会や自主防災会) = 5% 行政(県・市町村) = 14% 国 = 3% 誰の責任でもない = 17% わからない = 8%   Q:やっぱり「当事者意識」を持つことだ → はい = 100% いいえ = 0%   Q:住民一人一人にも責任があると思う → はい = 92% いいえ = 8%   【視点②のまとめ】 新しい自治の仕組みやあり方 → 新しい地域づくりへ取り組む 地域づくりや活性化は防災だけではない ひとりひとりが責任を果たすことを社会的課題と理解するべき   (4)CDによるまとめ 防災学術連携体の提言にも「あなたには災害の危険性を知る義務と自分と家族を守る責任がある」と述べられている。 自治会の再構築も「まちづくり」という観点からは求められる 防災・減災を「地域づくり」の一部として取り組み,今日的な地域課題に向き合うことも必要 一人一人がそれぞれの立場で責任を果たしていくこと,これをやっておけばいいということはない 住民一人一人にも不断の努力が求められている 何よりも,子ども達,若い世代にその「姿勢」を示すべきである・・・それが一つの責任でもある   【シンポジウムの感想】 ※クリッカーの回答者数は概ね「150人」程度とお考え下さい。 Q(役に立ったか)(役に立ちそう) → はい = 92% いいえ = 3% わからない = 5%     〜最後に〜   本シンポジウムとフィールドワークは多くの方々ご協力を頂きながら実施することができました。この場をお借りしまして,心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。 初日のフィールドワークでは,地域住民の皆さん,日田市,国土交通省に大変お世話になりました。高校生や大学生にとっては,現地の生の声を直接伺うことができ,また「空気感」を感じることができたのではないでしょうか。 翌日のシンポジウムでは,大学生を中心とした作業により「学生提案」という形で,今後の防災・減災対策について彼らの「生の声」をお届けでき,また今後も残る「かたち」にできたと思っています。 シンポジウムに参加された方々はどのようにお感じになったでしょうか。彼らはもっと「関わりたい」と思っているのではないでしょうか。でも「関わり方」の難しさが「コミュニティ」にあるのかもしれません。「コミュニティ」とは何か。机上だけではわからないことが多いはずです。「コミュニティ」を知る・学ぶ上で重要なことは「現場で何を感じるか」にあると考えています。我々大人はその「機会」や「場」を提供する役目があるのだと思います。それが「担い手」の育成にも繋がっているはずです。「自己有用感」という言葉も出てきました。確かに皆「役に立ちたい」と思っているはずです。当然ながら,個人でも積極的に関わって行くことが求められます。 この「コミュニティ」を知り,地域課題を見つめ,その方策・取組を提案し,(失敗したとしても,新たな取組を)実践し続けて行くことが,巡り巡って「防災・減災」のあり方に繋がっているのではないでしょうか。そこを突き詰めていけば,「責任」について議論する必要は(そもそも)ないのかもしれません。 「成熟した社会」という言葉が使われることがあります。果たして社会は「成熟」しているでしょうか。「成熟した社会」とは,地域社会の持続性が確保され,・・・という言い方は小難しいのでもう少し噛み砕いて言えば,「今生きる大人(達)が,次の世代(子ども達,若者)に胸を張って今の地域や社会を引き継げられるものとなっている」ということではないでしょうか。そこに「防災・減災」,さらにその先の「安全・安心」が含まれているべきものなのだと思います。 我々はあまりにも便利になったが故に,危機管理能力が(もともと低かったものが)極度に低下していると言われています。このような状況を打破するためにも,防災教育をはじめとした社会が関わる「教育」の役割は大きいのです。「教育」の形も様々です。家庭,地域,学校,広くは地域社会全体,国における「教育」といった,それぞれ役目,役割が異なる教育の「かたち」があります。それぞれの立場で必要な「教育」を施していく必要があります。それぞれの立場と役割においてです。それが「責任」でもあります。何かを残し,何かに繋がる「教育」こそが本当に必要な「教育」であるはずです。その際,一緒に考える「共考」の姿勢を忘れてはなりません。 シンポジウムのなかでも発言をしましたが,今日の災害は我々の経験が全く役に立たなくなっているような様相を呈しています。では,我々も社会も変えるべきところは変えなければ対応できなくなってしまうのではないか。そんな危機感を共有し,新たな取組へと繋げていかなければなりません。今までできなかったことを実現するのが,今日的な防災・減災なのだと思います。原田市長の言葉にもあった「新しい自治組織」もそのなかの一つの挑戦とも言えます。これらも一つの「責任」です。   今回のシンポジウムでは「対応」と「責任」というキーワードで議論,情報共有を行いました。あらためて我々自身に問いかけてみる必要があります。 「地域への関わりや安全・安心に対する「責任」を果たしているだろうか?」 「子ども達に自信を持ってその姿勢を見せることができるだろうか?」   大分大学減災・復興デザイン教育研究センター【CERD】  

  • OBS大分放送と減災・防災に関する連携協定を締結しました

    2018年8月9日(木)

    8月7日に大分大学減災・復興デザイン教育センターCERDとOBS大分放送では大分県内の減災・防災に関する協力を深めるため連携協定を締結しました。 締結式では北野学長とOBSの永田取締社長が協定書に調印し、災害の調査や研究、それに取材の成果を相互に活用するほか、防災教育などを進め情報発信を強化します。    

  • 臼杵っ子サマーキャンプ(防災キャンプ)を実施しました

    2018年8月7日(火)

    8月2日(木)と3日(金)に野津中央公民館(臼杵市)にて防災教育の1つとして臼杵っ子サマーキャンプ(主催:臼杵市 社会教育課、後援:大分大学 減災復興デザイン教育研究センター)を行いました。この防災キャンプの目的として「平成30年7月豪雨」や「大阪北部地震」など近年多発する自然災害 から『自分の命を守るための安全教育』『助け合いやボランティア活動などの共生の心を育む』ことを目的に実施しました。開催初日はお互いをよく知ろうという事でオリエンテーションを行いました。その後、簡単に防災について座学を行いグループに分かれて屋外の危険な場所がないか調査し危険と感じた場所を写真やメモにまとめ防災マップを作成して各グループごとに発表をおこないました。宿泊する際に段ボールを使用して簡単な間仕切りを行い避難所体験を行いました。2日目は段ボールを使っての簡易トイレやスリッパなど非常時に役に立つ工作を行いました。   2日間と短い期間でしたが、この防災キャンプを機会に防災・減災への考えを深めていただけたらと思います。          防災についての座学         危険場所の調査    各グループごとによる危険と思った場所の発表        実際に作成した防災マップ                   段ボールを使っての避難所体験             段ボールを使った簡易トイレとスリッパの工作風景        

  • 「備えるチカラ~OBS防災・減災キャンペーン」に減災センターが協力

    2018年7月31日(火)

    減災センターではOBS大分放送が実施中する「備えるチカラ~OBS防災・減災キャンペーン」に協力しています。 頻発する豪雨災害や地震など,一人ひとりが防災への備えを改めて考え,そして防災への意識を高めて行くことが重要性です。 ■備えるチカラ~OBS防災・減災キャンペーン~はこちらをご覧ください。 http://www2.e-obs.com/cp/bousai_gensai/

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