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  • 【第2報】中津市耶馬溪町で発生した土砂災害(2018.4.11)について(UAV調査報告)

    2018年4月12日(木)

    2018年4月11日(水)未明に大分県中津市耶馬渓町大字金吉地区で発生した大規模について,減災センターでは,UAVによって撮影された動画や画像や現地実地状況調査をもとに,現地対策本部,関係機関と連携資しながら,二次災害の危険性等に関して現地で救援・支援にあたる活動隊への後方支援活動を行っています。また,地すべり発生トリガーの検討,学術的な災害調査や情報集約を行っております。 現場周辺の山頂付近は耶馬渓特有である火砕流堆積物(溶結凝灰岩)が広がっており,周辺地形の特徴である柱状節理が形成されています。山頂より河川までの斜面は風化や侵食等によって形成された砕屑岩(火砕岩)が堆積しており,周辺地形は地すべり地形が形成(NIED 「地すべり地形分布図」https://gbank.gsj.jp/geonavi/)されるなど,周辺では過去に地すべり運動を起こした疑いが見受けられます。この地域特有の岩峰群に伴うキャップロックでは,上位層の岩層亀裂に地下水が溜まり,崩積した下層が粘性化するため,地すべりの素因が発生することも考えられます。 現場は中腹で幅120m,斜面長が約200mにわたって巨礫混じりを伴う大量の土砂が崩壊し民家を飲み込みました。中腹には湧水個所が確認され,11日の午前中まで大量の濁水が湧出していましたが,午後にはその湧出量も少なくなりました。トレンチ状のV字となった地盤は,崩壊後の湧水の浸食によって形成されたものと思われます。滑落した冠頂は自然林と人工林の境界部分で発生しており,その滑落崖は直立に等しいほどの急勾配となって,滑り落ちた頭部の土塊は不安定な状態で上部付近に維持しています。中腹部は変形土塊となり,二つの方向によって流れており,一部,地山を維持している状況にあります。頂部を含め側方の滑落崖の地塊,変形土塊が不安定な状況にあり,また巨礫が中腹に散在するため,引き続き,二次災害の恐れも懸念されます。 周辺ではここ数か月の間,地下水が急激に上昇するほどの雨量が発生したことは無く,地すべりの誘因となった地下水については未だ不明の状況です。そのため,周辺地形に伴う地質的素因と地下水等の誘因の双方を検討し,減災センターでは引き続き調査を実施していきます。 なお,土砂災害により被災された方々へ心よりお見舞いを申し上げるとともに,救援・支援などの活動に尽力されている方々に深く敬意を表します。   ※動画・画像を二次利用する際には大分大学減災・復興デザイン教育研究センターを明記してください。また,オリジナルデータ等が必要な場合は,減災センターまでお問合せ下さい。   【4/11(水)午前11時UAVで撮影した崩壊現場】 [embed]https://www.youtube.com/watch?v=CgqbPffMRGc[/embed]   【4/11(水)午前16時UAVで撮影した崩壊現場(詳細)】 [embed]https://youtu.be/9sdLyQWohP4[/embed]   【崩壊現場を下流側上空から望む】   【崩壊現場を上流側上空から望む】   【崩壊現場を正面上空から望む】   【山頂及び滑落冠頂付近を望む】

  • 【公募情報】防災コーディネーターの公募について

    2018年3月13日(火)

    (本サイト掲載日/2018.3.13) 下記について、減災・復興デザイン教育研究センターでは防災コーディネーター(1名)を公募します。 なお、詳細については大分大学ホームページ「教職員公募」に掲載されています。   防災コーディネーター(1名) http://www.oita-u.ac.jp/000041220.pdf   <お問い合わせ・書類提出先> 大分大学 研究・社会連携課 社会連携係 担当:藤澤 〒870-1192  大分市大字旦野原700番地 TEL 097-554-8533 E-mail tirenアットマークoita-u.ac.jp

  • 福島復興支援イベント『しんけん、ふくしまからはじめよう』に参加(3/11)

    2018年3月11日(日)

    3/11(日)にJR大分駅広場で行われた生協コープおおいた主催「福島復興支援イベント『しんけん、ふくしまからはじめよう』」に減災センターが「防災・減災」をテーマに出展しました。出展では小林・鶴成研究室を中心に防災・減災コーナーにて,災害調査に利用されるドローンをテーマに,ドローンシミュレーターや機器・地震計の体験や展示,九州北豪雨災害の被災状況などの動画や被災調査等の出展を行いました。 7年前の今日,東北で発生した大震災の光景を目にした私達。あの大災害から何を学んだか,そして今,そして未来に生かすのか。減災センターでは迫り来る各種災害に,減災や復興をテーマとした教育・研究を地域に生かす諸活動を改めて感じた日となりました。 東日本大震災で亡くなった多くの方のご冥福を心からお祈りいたします。

  • シンポジウム「地域の災害リスクを踏まえた特別支援学校の防災教育を考える」

    2018年3月9日(金)

    大分大学教育学部主催(共催:減災センター)による「シンポジウム「地域の災害リスクを踏まえた特別支援学校の防災教育を考える」(参加費無料)」を以下の通り開催します。 このようなテーマを議論する機会は少ないと思いますので,時節柄ご多忙とは存じますが,奮ってご参加頂けますと幸いでございます。なお,当日参加も可能ですが,できるだけwebによる事前申し込みをお願い致します。   地理学×特支×防災教育シンポジウム 「地域の災害リスクを踏まえた特別支援学校の防災教育を考える」 主催:大分大学教育学部 共催:大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) 大分大学福祉科学研究センター 後援:大分県教育委員会 開催日時:2018年3月20日(火)13:00~16:30 開催場所:サテライトキャンパスおおいた講義室(J:COMホルトホール大分2F) 参加費:無料 対象:学校教職員,県職員,学生,一般市民,その他 <シンポジウム申込方法> 以下のアドレスより申込。 web申込 https://goo.gl/yHgMtL ※メール申込(webアンケートが出来なかった場合:所属・お名前を入れて下さい) oitageo【@】gmail.com <内容> 13:00~     開会のあいさつ 教育学部長 古賀精治 13:10~13:25 学校が意識しなければならない地域の災害リスクとは何か-地理学からのアプローチ-   教育学部 土居 晴洋 13:25~13:40 特別支援学校現職教員の防災・減災意識と防災教育実践の現状-地域の災害リスクとの関係- 教育学部 小山 拓志 13:40~13:55 大分県の特別支援学校における防災教育の現状と課題 大分県立大分支援学校長 田中 淳子 13;55~14:05 休憩 14:05~14:20 大規模支援学校の児童生徒の安全確保について-医療的ケア対象児童生徒の安全確保や受援体制の構築をめざして―  大分県立新生支援学校教諭 本田文秀 14:20~14:40 熊本支援学校における防災教育の実践事例-熊本地震から学んだこと-  熊本県立熊本支援学校教諭 沖﨑 幸紀 14:45~14:50 休憩 14:50~    パネルディスカッション 『地域の災害リスクを踏まえた特別支援学校の防災教育を考える』 【ファシリテーター】 古賀精治(特別支援/教育学部) 【パネリスト】 衛藤裕司(特別支援/教育学部),土居晴洋(地理学/教育学部/福祉科学研究センター),田中淳子・沖﨑幸紀・本田文秀(特別支援学校現職教員) ~16:30 閉会のあいさつ  減災・復興デザイン教員研究センター次長 小林 祐司 ※シンポジウム終了後,懇親会を予定しております。こちらにも奮ってご参加下さい(当日受付でも構いません)

  • 大分合同新聞朝刊「ひと」に小山拓志准教授が掲載されました(3/4)

    2018年3月4日(日)

    3/4(日)大分合同新聞朝刊「ひと」に減災センターの小山准教授(教育学部)が掲載されました。 掲載記事につきましては,同日の大分合同新聞をご覧ください。 減災センターでは所属する研究者に関して以下の通り大分合同新聞で紹介されています。 2017/08/25「ひと」  鶴成悦久 産学官連携推進機構准教授 2018/03/04「ひと」 小山拓志  教育学部准教授

  • テレビ朝日「災害列島2018~巨大災害は必ず来る!」でコメント(3/3)

    2018年3月3日(土)

    3月3日(土)にテレビ朝日「災害列島2018~巨大災害は必ず来る!」(14:30 ~ 16:25)放送内で,九州北部豪雨災害日田市小野地区で発生した斜面崩壊に関して,減災センター鶴成准教授が斜面崩壊に関するCGの監修(一部,データの提供)と視聴者からの映像に関してコメントしました。なお,本放送は関東・関西・東北地方のみの放送となります(九州では放送されておりません)。

  • 【出展のお知らせ】福島復興支援イベント『しんけん、ふくしまからはじめよう』

    2018年2月26日(月)

    3/11(日)にJR大分駅前広場にて,福島復興支援イベント『しんけん、ふくしまからはじめよう』(主催:大分県・生活協同組合コープおおいた)が開催祭されます。減災センターでは同日のイベント「防災・減災コーナー」に協力し体験コーナーを出展します。子供たちに対して防災・減災に意識を向けてもらおうと,遊び心を持ちながらドローン技術に触れる体験コーナーを設置しています。 お時間がある方は是非,当日お立ち寄りください。 【生活協同組合コープおおいた案内】 福島復興支援イベント『しんけん、ふくしまからはじめよう』 http://www.oita.coop/archives/10623

  • 【減災センター】Webサイトアドレスの変更について

    2018年2月14日(水)

    減災センターでは学内共同教育研究施設設置に伴い,Webサイトのアドレスが変更となりました。 ブックマーク及びリンク先設定で減災センターホームページに登録されている方は以下の通り変更をお願いいたします。 なお,旧アドレスは2019年3月までリダイレクトにて自動で新アドレスに転送されます。   (旧)減災センターアドレス http://www.cerd.ico.oita-u.ac.jp ※リダイレクト設定によって新アドレスに自動的に転送されます (新)減災センターアドレス http://www.cerd.oita-u.ac.jp   以上,お手数ですがアドレスの変更について,お願いいたします。

  • BOUSAI訓練DAY(1/08)

    2018年1月8日(月)

    平成30年1月8日(月)に大分市コンパルホール1Fで行われた「コンパルホールBOUSAI訓練DAY」に減災センターが出展しました。 子供から大人までを対象とした「ドローンで見る!「防災サイエンス」」の出展では,減災センターが使用するドローンの展示をはじめ,平成29年に頻発した各地の災害個所の映像を公開しました。また,トイドローンを使った的当てゲームのほか,実際使用するドローンのシミュレーターによる操縦訓練も行われ,防災・減災,そして災害時におけるドローンの活用について,参加した多くの方に知っていただく機会となりました。  

  • 減災・復興デザイン教育研究センターの開所式を実施しました

    2018年1月4日(木)

    平成30年1月4日(木)に大分大学産学官連携推進機構棟において,関係者のご列席のもと,大分大学減災・復興デザイン教育研究センターの開所式が実施されました。 センターは平成30年1月1日付で学内共同教育研究施設である常設化センターとして産学官連携推進機構棟内に新設されます。 開所式の挨拶で西 園 晃 センター長(副学長・理事)より「自然災害に対して地域防災・減災機能の強化と,持続可能な社会構築に向けた教育研究活動を実践するため,県内の防災・減災に関する教育研究の地(知)の拠点を目指す」と所信が述べられ,大分県内の大学では初となる「防災」「減災」「復興デザイン」をテーマとする教育研究センターが発足しました。 今後,専任スタッフの配置等,センター機能の本格的な活動までにしばらく準備期間を有しますが,従来の CERD「大分大学認定研究チーム(BURST:バースト)」の教員と事務スタッフを中心に,引き続き教育研究活動を遅延なく実施していきます。 センターが県民の皆様の安心・安全に貢献できるよう,引き続き,関係各位のお力添えをいただきますよう,あらためてお願い申し上げます。   西 園 晃 センター長(副学長・理事) 挨拶   開所式テープカット 西園センター長(左)北野学長(中)小林センター次長(右)   センター設置看板除幕 小林センター次長(左)西園センター長(中)北野学長(右)   センターは産学官連携推進機構棟2Fに設置   報道各社からインタビューを受ける小林センター次長    

  • 【事務補佐員募集】大分大学減災・復興デザイン教育研究センター 

    2017年12月6日(水)

    大分大学減災・復興デザイン教育研究センターでは事務補佐員を募集しています。 詳しくは募集要項 http://www.cerd.oita-u.ac.jp/wa/wp-content/uploads/2017/12/20171204_jimu.pdf 1.募集人員  1名 2.任用期間  平成30年1月15日~平成30年3月31日 ※契約更新の可能性あり(最大平成35年1月14日まで) ※契約更新判断基準(業務遂行能力や勤務態度による。) 3.任用形態  事務補佐員 4.職務内容  大分大学減災・復興デザイン教育研究センターにおける事務補助 ①総務・経理・受付案内 ②センターが主催するイベント等の業務補助 ③関連する自治体・企業等との事務連絡等業務 ④旅費・謝金・物品調達等に係る書類作成 ⑤Word,Excel,PowerPointを使用した各種資料作成 ⑥E-mail等による連絡調整 5.必要経験等  パソコンを効率的に活用できること。(Word,Excel,PowerPoint,E-mail等) 6.提出書類  ①履歴書 1通 ②職務経歴書 1通 ③ハローワーク紹介状(経由時) 1通 7.募集期限  平成29年12月15日(金)17時まで 8.選考方法  ①一次選考 書類選考  二次選考 面接(12月下旬予定) 9.給与    当法人給与規程に基づき算定・支給する。(月末締め翌月の17日支給) 〇時間給 843円~1,141円 (経験年数(学歴・職歴)に基づき算定) 〇通勤手当あり(2Km以上) 〇保険あり(協会けんぽ保険,雇用保険等) 10.勤務日時  週5日(月~金)8:30~15:30又は9:00~16:00 (就業時間を本人の希望に合わせて雇用開始時に選択可能) (業務状況により超過勤務・休日出勤あり) 11.通勤   マイカー通勤可(2Km以上) 駐車場代:年間5,000円 12.お問い合わせ・書類応募先 大分大学 研究・社会連携課 社会連携係 担当:藤澤 870-1192 大分市大字旦野原700番地 TEL 097-554-8533  E-mail tiren[アットマーク]oita-u.ac.jp

  • 「土木の日:親子と土木のふれあい見学会」イベントに協力・出展(11/25)

    2017年11月25日(土)

    建設中の宗麟大橋において11月25日(土)「土木の日・第27回親子と土木のふれあい見学会(主催:土木学会西部支部「土木の日」大分地区実行委員会)にCERD(小林(研究室学生)・鶴成)が協力・出展を行いました。 今年で27回を迎える「土木の日」イベントでは建設中の宗麟大橋において,土木事業ならびにそれを支える土木技術への親しみや理解を,産学官が一体となって広く県民に周知し,土木事業のイメージを図る目的で実施されました。 CERDは「防災サイエンス」をテーマに,CERDが実施する防災教育や平成29年九州北部豪雨災害の被災状況をドローンで撮影した動画を公開したほか,シミュレーターを使った体験型ドローン操作,そして「震度計るくんwith i震度」体験コーナーを出展しました。 見学会に参加した親子は体験を通じ,社会基盤整備や防災・減災に関するハード・ソフトを基礎から支える土木技術に触れ「土木」の重要性を学んだと思います。 なお,出展には理工学部小林研究室の学生7名が協力して頂きました!       出展に協力した小林研究室メンバー7名(1名は休憩中でした...)  

  • 日出町公民大学にて講演を実施(11/16)

    2017年11月17日(金)

    日出町中央公民館が主催する公民大学にて,CERD幹事の鶴成(産学官連携推進機構准教授)が「自然災害と地域防災」と題して講演を行いました。 講演では自然災害の歴史と記憶,そして平成29年に大分県で頻発した自然災害の調査結果をもとに,災害の記憶を地域で伝えて行くことの重要性について解説しました。

  • 地盤工学会による九州北部豪雨災害日田市現地視察について(11/6)

    2017年11月7日(火)

    大分減災・復興デザイン教育研究センターでは地盤工学会九州支部(後援:西日本工業大学)と共催し、11月6日(月)に、平成29年7月九州北部豪雨災害による日田地区の災害地現地視察を実施しました。 大分県土木建築部の担当者やCERD鶴成准教授の解説のもと、小野地区で発生した大規模な地すべり災害現場や、鶴河内川流域で発生した林地災害現場を視察しました。発生当時の状況や発生機構の説明のほか、地すべりの変状や復旧対策工事についても現時点での説明が行われました。見学者は学術的知見を高め、今後の防災・減災に取り組む教育研究に生かすための良い現地視察会になったと考えられます。 地盤工学会九州支部案内 http://jgskyushu.jp/xoops/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=41

  • 【予告】第18回「まちづくり情報カフェ」開催について

    2017年11月7日(火)

    頻発した大分の災害について、以下の通り第18回「まちづくり情報カフェ」が12月12日(月)にホルトホール大分2階303号室(18:00~19:30)にて開催されます。詳しくは以下のアドレスをご参照下さい。 https://www.horutohall-oita.jp/zctl/wevents/pubcontent/1927 [embed]https://youtu.be/ak5f95s7cgE[/embed]

  • 地域開放イベントに出展(11/5)

    2017年11月6日(月)

    11月5日(日)に大分大学で開催された地域開放イベントに産学官連携推進機構,福祉科学研究センターと共催にて「防災・減災に役立つドローン技術を体験しよう!」を出展しました。 澄み切った秋空の下で開催された地域開放イベント。CERDの出展では(株)日建コンサルタントの吉田社長,橋本次長の協力もあり,当日はドローンやシミュレーターなど,多くの器材が展示されました。特に子供たちには,ドローンのシミュレーターやトイドローンを用いた”的当て”が大好評!加えてお父さん方は大型のドローンに興味津々!本企画を通じ,防災・減災の分野で活躍するドローンに触れる良い機会となりました。   ドローンの実演を行うCERD代表小林先生      

  • 大分合同新聞(夕刊)にCERDの活動が紹介される(10/26)

    2017年10月27日(金)

    10月26日大分だ合同新聞夕刊にCERDの活動が紹介されました。 以下の大分合同新聞アドレスから内容をご覧ください。 https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/10/26/130052644

  • 「ドローンを取り巻く周辺技術」に講師として参加(10/24)

    2017年10月24日(火)

    10月24日に大分市ホルトホール2階セミナールームにおいて、平成29年度第3回大分市産学交流サロン(大分市創業経営支援課主催)が開催され、CERD幹事の小山准教授、鶴成准教授が講師を務めました。 本交流会はドローンを利用する産学の立場から、ドローンを取り巻く周辺技術の問題に関して、技術のニーズを提供し、周辺技術の利用、製造開発の一助になることを目的に、会場参加型として開催されました。 当日は両准教授らが、南極などの極寒地でのドローンを利用した測量や、災害時におけるドローンの利活用事例や活用法について講演されました。講演後に行われた会場参加型の討議では、ドローンを取り巻く周辺技術や仕組み等の意見が交わされ、有意義な交流サロンとなりました。 ※会場の雰囲気の写真が分からず申し訳ございません

  • 防災・減災に向けた地理空間情報活用セミナーを開催(10/18)

    2017年10月20日(金)

    10/18日(水)にホルトホール大分 1F小ホールにてCERD・一般社団法人大分県測量設計コンサルタンツ協会・国土交通省国土地理院九州地方測量部 他 による「防災・減災に向けた地理空間情報活用セミナー~持続可能な地域防災に向けて~」を開催しました。セミナーは一般・関係者・学生から100名近くが参加し,大学・高専,行政,産業界による防災・減災をテーマとした地理空間情報の活用事例が紹介されました。 セミナー案内についてはこちら 冒頭のあいさつでCERD代表の小林 祐司准教授(理工学部)が防災・減災と地理空間情報の重要性について述べられ,大分大学研究チームCERDの取組みと今後の展望について紹介されました。 学側からはCERD幹事の小山 拓志 准教授(教育学部)より地理総合教育の必修化に向けた概要と課題について解説し,現職教員の地理空間情報リテラシーの必要性と同時に,行政や産業界による技術指導等も今後は重要になると指摘しました。次に,大分工業高等専門学校都市・環境工学科の前 稔文 准教授より,街中に存在するサイン(案内図や看板など)が乱立することで景観や避難行動への悪影響を指摘し,新たなサイン計画の試みとしてピクトグラムを用いた市民参加のフィールドワークの事例が紹介されると同時に,防災マップでの活用の期待について紹介されました。 行政からは国や県から発表があり,初めに国土交通省国土地理院による平成29年7月九州北部豪雨災害への対応と,地理教育支援の取組みについて紹介されました。次に,国土交通省九州地方整備局大分河川国道事務所から水防災意識社会の再構築に向けたハード・ソフト対策の重要性や,台風18号出水に関する大分川・大野川の被害状況,今後想定しうる両河川の浸水シミュレーションについて説明されました。そして,大分県土木建築部からは頻発した大分県内の大規模災害(豊後大野市綿田地すべり災害,平成29年7月九州北部豪雨災害,台風18号豪雨災害)の被害状況が詳細に説明されました。 産業界からは株式会社冨士設計(大分県測量設計コンサルタンツ協会)和田 宏太朗室長より,災害時におけるドローンや地上レーザー測量を用いた3次元データの活用事例や,景観の保存や維持管理において非接触による測量法が紹介されました。 最後に国土交通省国土地理院九州地方測量 齋藤 勘一 部長より閉会の挨拶があり,大分地区における産学官連携への今後の期待について述べられました。 セミナーアンケートの結果から,地図情報および地理空間情報活用推進に関して「関心」あるいは「期待」する項目として「防災・減災」と回答した方が半数(55%~60%)を占めており,頻発した大分の大規模災害を通じて,県民の防災・減災への意識が高まったと考えられます。 本セミナーは地理空間情報活用推進に関する大分地区産学官連携検討会(http://www.gsi.go.jp/kyusyu/renkei-kyusyu.html)による平成29年度の地理空間情報の啓発活動の一部として実施したものです。 引き続き,地理空間情報に関する産学官が連携した取組みとして防災・減災をキーワードに地域課題解決を目指した活動を実施予定です。   挨拶・CERDの紹介 CERD代表(理工学部) 小林 祐司 准教授   「地理総合教育の必修化に向けた支援と課題」 CERD幹事(教育学部)  小山 拓志 准教授   「市民参加型を目指したサイン計画と防災マップへの展望」 大分工業高等専門学校都市・環境工学科 前  稔文 准教授   「平成29年7月九州北部豪雨への国土地理院の対応」 国土地理院企画部研究企画官  岡谷 隆基 氏   「大分川と大野川の「水防災意識社会」の再構築の実現に向けた取り組み紹介」 国土交通省九州地方整備局大分河川国道事務所調査第一課長  吉田 美幸 氏   「平成29年7月九州北部豪雨災害について」 大分県土木建築部  建設政策課主幹 菅原 貴美 氏   「災害時の3次元データ活用事例」 一般社団法人大分県測量設計コンサルタンツ協会 株式会社冨士設計取締役経営企画室室長 和田 宏太朗   閉会 国土地理院九州地方測量部長 齋藤 勘一 氏   司会(九州地区産学官連携協議会委員) CERD幹事(産学官連携推進機構)  鶴成 悦久 准教授  

  • 【ご案内】防災・減災に向けた地理空間情報活用セミナー~持続可能な地域防災に向けて~

    2017年10月11日(水)

    防災・減災に向けた地理空間情報活用セミナー ~持続可能な地域防災に向けて~ ―建設系CPD対象プログラムー セミナー案内(PDF) セミナー参加申込書(Word) 参加申し込み先:一般社団法人大分県測量設計コンサルタンツ協会 E-Mail:sokukyou[アットマーク]oct-net.ne.jp 申込みは10/11(水)までにメール(wordファイル)でお願いいたします 我が国日本は「災害大国」とも呼ばれ,災害に対するリスクが身近に多く存在しています。近年,震災(あるいは大規模災害)と呼ばれる,これまで発生していなかった規模の災害が頻発している状況がみられます。ここ大分県においても,近年だけでも,平成24年7月九州北部豪雨,平成28年熊本地震,そして本年発生した平成29年7月九州北部豪雨の大規模災害が発生し,大分県でも多様な災害に対する平時からの備えなどの防災・減災対策の重要性が益々高まっており,地域における取組みを総合的に支える仕組みづくりが求められています。 迫り来る自然災害に対峙すべく,産学官による関係機関が連携を図り,防災・減災に関する地理空間情報を有用的に活用できる仕組みづくりは,持続可能な地域防災を支える重要課題の一つです。そこで「防災・減災に向けた地理空間情報の活用」をテーマに,産学官それぞれの立場から活用事例について報告するセミナーを開催します。産学官連携による防災・減災に向けた地理空間情報の活用に興味がある方は,是非,ご参加ください。 【日 時】 2017年10月18日(水) 13:30~17:00 【場 所】 ホルトホール大分(大分駅南側) 1F小ホールhttp://www.horutohall-oita.jp/ 【主 催】 国立大学法人大分大学減災・復興デザイン教育研究センター,一般社団法人大分県測量設計コンサルタンツ協会,地理空間情報活用推進に関する九州地区産学官連携推進協議会(大分地区産学官連携検討会),国土交通省国土地理院九州地方測量部 【後 援】 大分県,BUILD OITA おおいた建設人材共育ネットワーク 【受講者】 定員200名(参加費無料) 【プログラム】 司会進行 大分大学減災・復興デザイン教育研究センター幹事(産学官連携推進機構准教授) 鶴成 悦久 13:30-14:10 開会 大分大学減災・復興デザイン教育研究センター 「減災・復興デザイン教育研究センターの活動紹介」 代表(理工学部准教授)  小林 祐司 「地理総合教育の必修化に向けた支援と課題」  幹事(教育学部准教授)  小山 拓志 14:10-14:40 大分工業高等専門学校 「市民参加型を目指したサイン計画と防災マップへの展望」 都市・環境工学科准教授 前  稔文 14:40-14:50 休憩 14:50-15:50 国土交通省 「平成29年7月九州北部豪雨への国土地理院の対応」 国土地理院企画部研究企画官  岡谷 隆基 「大分川と大野川の「水防災意識社会」の再構築の実現に向けた取り組み紹介」 九州地方整備局大分河川国道事務所調査第一課長  吉田 美幸 15:50-16:50 大分県土木建築部 「平成29年7月九州北部豪雨災害について」  建設政策課主幹 菅原 貴美 一般社団法人大分県測量設計コンサルタンツ協会 「災害時の3次元データ活用事例」 株式会社冨士設計取締役経営企画室室長 和田 宏太朗 16:50 閉会 国土地理院九州地方測量部   ※ご不明明な点は以下の宛先にご連絡ください。 鶴成 悦久:y-tsurunariアットマークoita-u.ac.jp TEL:097-554-8528 大分大学減災・復興デザイン教育研究センター http://www.cerd.oita-u.ac.jp/    

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