中津市耶馬渓町金吉で発生した山崩れ災害派遣終了について

2018年4月24日(火)

この度の土砂災害により被災された方々へ心よりお見舞いを申し上げます。

4月11日に中津市耶馬渓町金吉で発生した山崩れの災害に関して発生当初から現地入りし,15日(日)より中津市長からの災害派遣要請にもとづいて,現地で捜索活動に伴う危険性について現地調査を行い,現地対策本部へ助言を実施してきました。そして4/23日(月)に捜索活動が終了したことを受け,減災センターもその役目を終えて,災害現場からの引き上げが完了しました。

災害現場では大量の崩積土に加え巨石や不安定な斜面の状況で捜索活動が難航しました。特に,二次災害の恐れのあるなか,連日連夜で懸命に捜索活動にあたった消防,警察,自衛隊,行政関係者,そして地元建設業協会の方々に深く敬意を表します。

今回の大規模な土砂災害に関しては,減災センターでは発生機構の解明に加え,捜索活動を伴う災害時の対応や復旧・復興過程についてさらに検証を重ねていきます。そして,引き続き,大分県内で発生する自然災害に対して,調査研究,防災・減災を通じた防災教育,そして地域支援活動を実施していきます。

なお,災害に関して,発生当時から捜索活動終了までの間,ドローンによる映像及び動画データを減災センターでは保存しております。災害対応,防災教育,学術研究のみ利用可能です。必要な方は減災センターまでお問合せ下さい。

<中津市耶馬渓金吉山崩れ災害派遣関係者>
・西園 晃  センター長(理事・医学部教授)災害派遣責任者
・小林 祐司 センター次長(理工学部准教授:都市防災)災害派遣管理責任者:危機管理対応
・鶴成 悦久 准教授(産学官連携推進機構:土木工学)現場責任者:発生機構・災害対応・土木分野対応
・小山 拓志 准教授(教育学部:地理学)発生機構,地理・地質担当
・西口 宏泰 准教授(全学研究推進機構:分析学)水質・地質組成分析担当
・板井 幸則 防災コーディネーター(減災センター)自治体連携・災害対応担当
・藤澤 靖(研究・社会連携課社会連携係長),杉田 智美(減災センター事務補佐員 )事務担当
<学外派遣協力>
・橋本 哲男 氏 (株)日建コンサルタントSIT事業部次長:空間情報担当
・大島 郁夫 氏 (株)ソイルテック 専務取締役:応用理学・発生機構・地質担当

 

2018.4.22 AM6:53撮影

ページトップへ戻る